本日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
今回は2月末〜4月頭に栽培したラディッシュを教育的視点でまとめていきます。
撒いた瞬間に休校
まさか休校はないだろうと哀れな考えをしていた当時のことです。
気温も高くなってきたし、今年度最後に栽培をやろうとしたのがラディッシュでした。
以前の記事にもまとめていますが、「二十日大根」とも呼ばれ、短期間で収穫することのできる作物です。
2月末、子供たちに種を撒かせて、「修了式の前に収穫しようね」と約束したのも束の間、即時休校。
無念。
休校中の3月もコロナで大変だとは全く知らないラディッシュはスクスクと育っていくのです。
「間引き」は「道徳」だ
間引きをしながら思いました。
「これってなかなかエグいことしよんな、おれ。」
ラディッシュは畑に直線状に一定間隔で「すじまき」をします。
「間引き」とは成長の悪いものを取り除き、残した作物がスクスクと育つようにする管理作業です。
目的としては、
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①成長の悪い個体をなくす
②間隔を広げることで作物の成長を促す
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が主なものです。
ここで、ラディッシュを人間として考えてみます。
一列に並べられて育てられる赤ん坊たちがいます。
成長のためのご飯や最適な環境は整っているわけです。
そこからしばらくすると、エリートだけを残すために、背の低いものや頭の悪いもの、体型が悪いものを「間引」くのです。
そして、エリートがより良い環境下でその後も伸び伸びと過ごせるわけです。
この考えをしていること自体、非道徳的だと感じますが、この視点は生物育成における道徳的視点としては必要なのではないでしょうか。
この考え方は資本主義社会?に一部当てはまるとは思いませんか。
このシビアな社会で生き残るには優れた者のみ。と言う考えです。
ちなみに、間引かれたはっばたちは捨てられるのではなく、サラダなどに使われ、ちゃんと役立っているんだと示すつもりです。
「間引き」は「ソーシャルディスタンス」だ
今ならこんな話にも持っていけますよね。
すじまきで成長した作物は必然的に「密」になります。
小池都知事からのご指摘が入ってしまいます。
ソーシャルディスタンスを保つためには、間隔を開ける必要があるため、間引くのです。
ラディッシュも「3密」を避けることでスクスクと成長することができるのです。
「間引かないようにもっと間隔あければいいじゃん」
と言う声も頂きそうですが、実はラディッシュなどの間引きを必要とする作物は、元々は作物がある程度密集している状態を好みます。
そのため、苗を丈夫に育てるには、必然的に間引きを必要とするほどの間隔で育てないといけません。
これも人間に置き換えて考えてみましょう。
小さい頃はみんなと一緒に育った方が社会性が身につけられ、大人になれば自立して一人で生きていかないといけませんよね。
まさに「ラディッシュは人生の教科書」なのです。
少し言い過ぎましたが、先日見たなかやまきんにくんの動画での「筋トレは人生の教科書だ」をもじらせていただきました。
そんなこんなで、4月に収穫、子供たちには少し食べさせただけで終わりました。
次は夏野菜が本格的に始まります。ゴールデンウィーク明けが勝負です。
どうなるコロナウイルス!?
と思いながら、コツコツと開墾している私なのでした。
次回は、ホットな話題「9月入学案」を現大阪府中学教員視点で意見をまとめていきます。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
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