【中学技術】必見!木材の「くぎ接合」をマスターしよう!

A 材料と加工の技術

皆さん、こんにちは!おきぺんです。

技術の授業、木材の加工や組み立てって、難しそう…って思っていませんか?でも大丈夫!今回は、木材を丈夫に組み立てるための大切な技術、「くぎ接合」について、YouTube動画の内容をもとに、私が分かりやすく解説していきますね!一緒にくぎ打ちのプロを目指しましょう!

くぎ接合って何?

くぎ接合とは、文字通りくぎを使って木材と木材をしっかりと繋ぎ合わせる技術のことです。例えば、棚を作ったり、木製の箱を組み立てたりするときに大活躍するんですよ。このくぎ接合をしっかりマスターすれば、皆さんの作った作品がぐっと丈夫になります。

なぜくぎだけでなく接着剤も使うの?

「くぎを打つだけじゃダメなの?」って思った人、いるんじゃないでしょうか?実は、くぎやネジだけで接合すると、強度がとても弱いんです。せっかく作った作品が、ちょっとした衝撃で「スポッ」と抜けちゃったら悲しいですよね。だから、木材と木材が接する面には、必ず接着剤を塗るようにしてください。

皆さんがよく知っている「木工用ボンド」のような接着剤は、正式名称だと「酢酸ビニル系エマルジョン系接着剤」という名前なんです。ちょっと難しい名前ですが、これは木材同士を強力にくっつけるための接着剤だと覚えておきましょう!接着剤とくぎの組み合わせで、とびっきり丈夫な作品ができるんですよ。

くぎ打ちの3つのステップ

さあ、いよいよ実践です!くぎを打つには、実は大切な3つのステップがあるんです。このステップをしっかり守れば、失敗せずにきれいにくぎを打つことができますよ。

ステップ1:下穴を開けよう!

まず最初にやることは、くぎを打つ場所に「下穴(したあな)」を開けることです。下穴を開けるには、「キリ」という手工具を使います。キリは、回しながら木材に穴を開けることができる道具ですよ。

「なんでわざわざ穴を開けるの?」と思いますよね。これには主に2つの大切な理由があります。

  • 木材が割れるのを防ぐため: 下穴を開けないでいきなりくぎを打つと、木材が割れてしまうことがあるんです。せっかくの材料が台無しになったらもったいないですよね。
  • くぎを正確に打つため: 下穴があると、それがくぎの「案内役」になってくれます。くぎが曲がったり、思った場所に刺さらなかったりするのを防いで、正確に接合することができるんですよ。

ちなみに、学校によっては「卓上ボール盤(たくじょうボールばん)」という機械を使って、もっと正確な穴を開けることもあります。これもキリと同じようにドリルが回転して穴を開ける機械です。

ステップ2:接着剤を塗ろう!

下穴を開けたら、次は木材の接着面にしっかりと接着剤(ボンド)を塗ってください。先ほどお話した「酢酸ビニル系エマルジョン系接着剤」ですね。接着剤は、くぎやネジだけでは得られない強度をプラスしてくれる、とっても大切な役目があるんですよ。

ステップ3:玄能(げんのう)で釘を打とう!

接着剤を塗ったら、いよいよくぎ打ちです!くぎを打つときに使うのは、「玄能(げんのう)」という工具です。玄能は、いわゆる木工用のハンマーのことですね。

この玄能、よく見てみると面白い特徴があるんです。それは、くぎを叩く面が2つあって、それぞれ形が違うこと。

  • 一つは平らな面
  • もう一つは、少し丸みをおびた面

この2つの面を、打ち方によって使い分けるのが「くぎ打ちのプロ」への道なんです!

まずは、平らな面で、くぎを全体の7割から8割くらい打ち込んでいきます。そして、最後の仕上げは、丸い面を使って打ち切ってください。

なぜ使い分けるかというと、これは木材の表面(材面)に傷がつかないようにするためなんです。もし平らな面だけで最後まで打ち切ろうとすると、くぎの頭の部分や玄能の角が、木材の表面に当たって傷をつけてしまうことがあるんです。でも、最後に丸い面を使えば、くぎの頭をきれいに打ち込めて、木材の表面も傷つけずに仕上げることができるんですよ。

釘の長さの目安

「どんな長さのくぎを選べばいいの?」これもよくある質問ですよね。

一般的には、くぎを打つ板の厚さの「約2.5倍」の長さのくぎが一番良いとされています。例えば、厚さ1cmの板に打つなら、2.5cmくらいのくぎが良いということですね。ただし、木材の質や繊維の方向によっても最適な長さは変わることがあるので、あくまで目安として覚えておくといいですよ。

まとめ

今回は、木材の「くぎ接合」について、以下の大切なポイントを学びました。

  • くぎ接合は、木材を丈夫に組み立てるための技術であること。
  • くぎ打ちの前には、木材が割れるのを防ぎ、正確に打つために下穴を開けること。
  • 接着剤を併用することで、接合の強度を飛躍的に高めること。
  • 玄能には2つの面があり、平らな面で打ち込み、丸い面で仕上げることで、材面を傷つけずにきれいに仕上げられること。
  • くぎの長さは、板の厚さの約2.5倍が目安であること。

技術の授業は、実際に手を動かすことで、どんどん面白くなります。今回学んだことを活かして、ぜひ素敵な作品作りに挑戦してみてくださいね。

君ならできます。頑張って!

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