【情報Ⅰ】メディアの特性とは?3つのメディアとメディアリテラシーを徹底解説!

全て

こんにちは!元中学校技術科教員で、現在は高校情報の教員免許を持っている「おきぺん」です。

いつもYouTubeチャンネル「ギリギリ技術」を見てくれてありがとうございます! 高校の情報Ⅰの授業、新しい専門用語がたくさん出てきて「難しいな」と悩んでいませんか?

今回は第2章「メディアの特性」について、一緒に楽しく学んでいきましょう。

毎日みなさんが当たり前のように使っているスマートフォンやSNSも、実は色々なメディアの組み合わせでできているんです。 テスト勉強にもバッチリ役立つように、身近な具体例を使って丁寧に解説していくので、最後までついてきてください!

そもそもメディアって何?3つの種類をおさらい

前回の授業で、メディアとは「媒体となるもの」であり、情報を伝えるための仲介役であるとお話ししましたね。 私たちの周りにある、情報を伝える役割を持つものはすべて「メディア」と呼ぶことができます。 そして今回は、そのメディアをさらに深く掘り下げていきたいと思います。

メディアには大きく分けて、「表現メディア」「伝達メディア」「情報メディア」の3つの種類があります。 なんだか似たような言葉が並んでいて、「うわ、ややこしい!」と思うかもしれませんね。 でも大丈夫です!どんどん新しいメディアが登場する現代だからこそ、それぞれのメディアにどんな役割があるのか、一つずつ切り分けて意味を整理していけば必ず理解できます。 今日は大きく2つのブロックに分けて、順番に見ていきましょう!

表現メディアの特性を理解しよう

まず最初のブロックは、「表現と伝達の使い分け」についてです。 皆さん、「表現メディア」とは何か覚えていますか? 表現メディアとは、送信者から受信者へ「どういう風に情報を伝えますか?」という「表現の形」のことです。 私たちが普段何気なく使っている文字や音声にも、それぞれ得意なことや特性があるんですよ。 改めて、それぞれの特性をまとめてみましょう。

文字と図形の特性

私たちが情報を伝えるとき、一番よく使うのが「文字」ですよね。 文字の最大の特性は、正確な記録を残せることと、詳細な説明ができることです。 例えば、後からじっくり読み返したい本や重要な文書、歴史の記録などは、基本的に文字を使って残されていますよね。 複雑なルールや、細かいニュアンスを正確に伝えたいときに大活躍する表現メディアです。

一方で、イラストや図といった「図形」はどうでしょうか。 こちらは、簡潔かつ瞬時に情報を伝達できるという素晴らしい特性を持っています。 文章でダラダラと長く書かれているよりも、パッと見た図解やイラストの方が、「あ、そういうことか!」と直感的にイメージを掴みやすいですよね。 複雑な関係性を一目で分かってもらいたいときには、図形を使うのがとても効果的なんです。

音声と静止画・動画の特性

次に、「音声」の特性について考えてみましょう。 音声のすごいところは、どこを向いていても受信が可能だということです。 文字や図形は、ちゃんとその方向を見て、目で確認しないと情報を理解できませんよね。 しかし音声なら、別の方向を向いていたり、作業をしてよそ見をしていたりしても、遠すぎなければ無条件に耳から情報が入ってきます。 これが音声ならではの強みです。

そして、写真などの「静止画」「動画」です。 これらは、短時間で大量の情報を送ることができるという圧倒的な特性があります。 もし、動画の中で起きている状況や景色をすべて「文字」だけで説明しようとしたら、ものすごく大変な作業になりますよね。 小説(文字)を読むとき、私たちは文字の描写から頭の中で情景を連想して思い浮かべます。 それが映画やアニメとして映像化されると、どうなるでしょう? 小説から映画へと形を変えることで、送信者から受信者へ一気に大量の情報が伝わるようになりますよね。 このように、「情報の形が違う=表現メディアが違う」ということをイメージしてみてください。 小説、漫画、アニメ、実写映画など、それぞれ表現メディアが違うんだなと意識しておくと理解しやすいですよ。

情報の運び方「伝達メディア」の2つの種類

表現メディアの次は、「伝達メディア」についてです。 伝達メディアとは、ズバリ情報の「運び方」のことです。 送信者から受信者へ、情報をどうやって届けるのかというお話ですね。 ここでまたややこしい「なんちゃらメディア」という言葉が2つ出てきます。 「記録メディア」「通信メディア」です。 しっかり区別して覚えましょう。

時間を超える「記録メディア」(時間的伝達)

一つ目は「記録メディア」です。 ちょっと難しい言葉で「時間的伝達」と言ったりもします。 なんだか意味がわかりにくいかもしれませんが、要するに「情報を一時的に保存して、時間を経てからまた呼び起こせるようにするもの」です。 言い換えれば、送信者が今の情報を切り取って保存(記録)しておき、時間が経ってから受信者に向けて情報を取り出すための箱のようなものだと考えてください。

皆さんも使ったことがあるかもしれませんが、フラッシュメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)などがこれに当たります。 中学校の技術の授業でも少し触れたのを覚えていますか? 保存できるデータ容量や特性はそれぞれ違いますが、これらはすべて「情報を保存できる箱」です。 この箱の中に情報を入れておけば、時間が経ってから箱を開けてもちゃんと情報が取り出せますよね。 だからこそ、現在から未来へ情報を運んでいるという意味で「時間的伝達」なんですね。

空間を超える「通信メディア」(空間的伝達)

二つ目は「通信メディア」です。 こちらは「空間的伝達」と呼ばれ、皆さんが普段一番イメージしやすい伝達方法だと思います。 物理的にどうやって情報を伝えるの?というお話ですね。

例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)、光ファイバー、電波などが通信メディアにあたります。 中学校の技術でも出てきたLANは、学校の中や家の中といった小規模なエリアのネットワークのことです。 有線で繋がなくてもインターネットに接続できるWi-Fiなどを想像してもらえると分かりやすいですね。 また、光ファイバーや電波といった空間を通る技術のおかげで、私たちは遠く離れた場所にいる友達とLINEでやり取りをしたり、電話をかけたりできるわけです。 距離という「空間」を超えて情報を運ぶから「通信メディア」なんですね。 時間的な部分で切り取るのが記録メディア、空間的な部分で切り取るのが通信メディアだと押さえておいてください。

情報メディアとマスメディアの仕組み

さて、ここからは第2のブロック「メディアを使いこなす力」についてです。 表現メディア、伝達メディアときて、もう一つ忘れてはいけないのが「情報メディア」です。 情報メディアとは、簡単に言うと「人に情報を伝えるためのツールや仕組みそのもの」です。 例えば、書籍、新聞、スマートフォン、テレビなどが含まれます。 そして、この情報メディアの中にも、さらに大切な分類がありますので、しっかりと特性を分けていきましょう。

一方向の「マスメディア」とは?

情報メディアの中で絶対に覚えておいてほしいのが「マスメディア」です。 「マス」というのは、「多数」や「大衆の」「世の中の多くの人」という意味です。 つまりマスメディアとは、世の中の多くの人に向けて情報を渡す媒体のことです。

マスメディアの最大の特性は、「一方向的」であり「不特定多数」に無条件に情報を送るという点にあります。 新聞、テレビ、雑誌を想像してみてください。 ピンときましたか? 私たち受信者は、出版社やテレビ局(送信者)からの情報を一方的に受け取っているだけですよね。 雑誌を読んでいて「自分の意見をリアルタイムで送りたい!」と思ってもできませんし、新聞に向かって意見をドーンと伝えることもできません。 テレビのDボタンのような参加型の機能もありますが、基本的には情報を受け取るだけの一方向のメディアなんです。 これがマスメディアの特徴です。 1900年代頃から、情報をバーっと広めるために使われてきた、少し昔からあるメディアの形ですね。

双方向の「インターネット」との違い

一方向的なマスメディアに対して、現代の私たちが当たり前のように使っているインターネットはどうでしょうか? インターネットや電話の技術は「双方向」のやり取りができるのが最大の特徴です。 皆さんがLINEやInstagramなどのSNSで友達とやり取りをするのは、まさにリアルタイムで双方向のコミュニケーションですよね。 このように、一方向のマスメディアと、リアルタイムで遠くの人と双方向にやり取りできるインターネットという違いを、時代背景とともにしっかりと切り分けて考えておきましょう。

これからの時代に必須!メディアリテラシー

インターネットが普及し、私たちの周りには大量の情報が溢れかえっています。 しかし、世の中には良い情報ばかりではなく、誤った情報や少し危険な情報も含まれています。 そこで最後に、皆さんに絶対に押さえておいてほしい超重要キーワードがあります。 それが「メディアリテラシー」です。

言葉を切り分けてみましょう。 「メディア(媒体)」と「リテラシー(能力)」ですね。 つまりメディアリテラシーとは、受信者である私たちが、良い情報と誤った情報をしっかり判別し、送信者の意図を正しく読み取って「これは信用できる」「これは違う」と見極める能力のことです。 この能力を高めるために、具体的に気をつけるべき「3つのポイント」を紹介しますね。

1. 情報の「信憑性(しんぴょうせい)」を確認する

一つ目は信憑性(しんぴょうせい)です。 テストではひらがなで書いても大丈夫ですよ。 信憑性とは、「その情報の内容自体が本当に合っているのかどうか」ということです。 SNSなどでは、大嘘のデマ情報やガセネタが平気で流れてきますよね。 だからこそ、情報を鵜呑みにする前に「そもそもこの情報って合ってるのかな?」と立ち止まって確認する癖をつけましょう。

2. 複数の情報源を比較する「クロスチェック」

二つ目は情報源の比較です。 何かを知りたい出来事があったとき、情報源は一つだけではありません。 インターネット上のいろんなところに情報は転がっています。 だからこそ、一つのサイトの情報だけを見て満足するのではなく、色々なところから情報を集めて比較することが大切です。 「あ、こっちのサイトではこう言ってるけど、別のサイトでは違うな」と見比べることで、正しい情報に辿り着けます。 これをかっこいい言葉で「クロスチェック」と呼びます。 色々な情報を交えてチェックしようぜ、ということですね。

3. 伝言ゲームで考える「信頼性」

最後は信頼性に注意するということです。 「信憑性と何が違うの?」とよくわからなくなるかもしれませんね。 信頼性とは、「情報がどこまで正確な形で残っているかの度合い」のことです。 情報というのは、伝言ゲームのように人から人へ伝達されていきます。 伝言ゲームって、最後の方になると全然違う言葉になっていたりしますよね?

情報も同じで、伝達されていくうちに形が変わってしまったり、嘘が混ざったりして、情報の正確さがどんどん損なわれてしまいます。 伝言ゲームの最初の方(上流)は、しっかり情報が残っている「信頼性が高い状態」です。 しかし、最後の方(下流)になると、信頼性はかなり低くなってしまいます。 SNSで何度もリポストされて巡り巡ってきた情報は、かなり信頼性が落ちている可能性があるんです。 だからこそ、私たち受信者が「その情報源はどこなのか?」「発信者の意図はどうなんだろう?」と見極める力が非常に重要になります。 インターネットを使う上でとても大切な考え方なので、しっかり意識してくださいね。

まとめ:メディアの特性を理解して使いこなそう

今回は、情報Ⅰの「メディアの特性と活用」について深く掘り下げてきました。 表現メディア、伝達メディア、情報メディアという3つの側面について、新しい言葉がたくさん出てきましたね。

情報の勉強をするときのコツは、言葉をただ並列に丸暗記するのではなく、「どのメディアの中の話をしているのか」「それぞれのメディアの中にどんな違いがあるのか」という構造(内包関係)をしっかりイメージすることです。 マスメディアやメディアリテラシーといった言葉の意味を一つずつ整理しておけば、イメージがしやすく、テストでも絶対に迷うことはありませんよ! ぜひこの覚え方で勉強を進めてみてください。

次回は、メディアを使った「コミュニケーションの方法」についてです。 皆さんの身近なコミュニケーションを一つ一つまとめていこうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。 今回の授業は以上です。

君ならできます。頑張って!

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