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今回は、現職大阪府中学校教員4年目の私が9月入学案の裏事情について書いていきます。
先日の記事でも9月入学案について書きましたが、今回は教員への影響という視点で書いていきます。
ぐろーばるすたんだーど?
9月入学案を進める動きが拡大している裏で、現場の先生たちはソワソワする日々が続いています。
「本当に9月入学になるの…?」
全くの未知の実態に不安しかない教育現場なのです。
「諸外国は9月入学で留学しやすいから」とか「日本も昔は9月入学だったから」といった理由をニュースで紹介しているほどです笑
これで世間の方々は「あぁなるほど。」となるのだろうかと少し悲しい気持ちにもなりました。
日本の政治や経済的な理由でグローバルスタンダードを実現したいのだろうと思いますが、結局は教育現場からの意見は後回しにされてしまうのでしょうか。
日本教育学会も「反対」の旨を提示していますが、あとは政治家たち次第だと思います。
もっと教育の視点から世間に理解してほしいことがたくさんあるのですが。
教員はどうなるの!?
もしも教育がグローバルスタンダードになれば、教員の働き方もグローバルスタンダードになります。
ここからは現職大阪府教員4年目の私が様々な情報を参考に思考したものとなりますので、参考程度にお楽しみください。
はじめに結論として
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①教員の給料は減る
②教員の数は減る
③実技系4教科の教員の存在価値は下がる
④生き残るためには専門性や持ちネタが必要
⑤公務員としての安定はなくなる
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となります。
①教員の給料は減る
噂によると諸外国では長期休暇中は教員に給料は支払われない国もあるのだとか。
9月入学案では6月卒業となるため、この夏休み期間は無給となるのです。
諸外国の教員はその期間、補講などのアルバイトや副業などでお金を稼いでいるらしいとのことですが、我々日本の公務員は副業を許してもらえるのでしょうか…笑
国や地方からしたら、教員へのコストカットになるので万々歳ですね。
②教員の数は減る
コロナ問題をきっかけに学校教育というものの存在が不必要だと言う考えも出てきています。
結局はオンライン授業で学力の保障ができてしまうため、学校にいる教員の人員も減らすことができるのです。
国や地方からしたら、教員へのコストカットになるので万々歳ですね。
③実技系4教科の教員の存在価値は下がる
それに加えて、特に実技系4教科(副教科)の教員はもはやこれからの日本教育には必要のない教科の教員であるため、真っ先に消されるのではないかという私の見解です。
(4教科の先生方、申し訳ありません。私も一応技術の教員です。)
次回のブログでもまとめますが、「技術」なんて昔の教育がそのまま残ってしまっている教科なので、真っ先に消されてしまうことでしょう。
「情報」という教科ができるのであれば、まだ可能性はありますが…
国や地方からしたら、教員へのコストカットになるので万々歳ですね。
④生き残るためには「専門性」や「持ちネタ」が必要
つまり、消される教員からすると生き残るためには他の専門性を持っていることが大切なのです。
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生徒指導のプロ
集団づくりのプロ
支援教育のプロ
情報のプロ
人権教育のプロ
教育心理のプロ
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といったように、その教員にキャッチフレーズがつくほどのものであれば、解雇されることはないと思います。
⑤公務員としての安定はなくなる
つまり、我々教員は公務員として毎月一定額の給料をいただいている立場ではありましたが、これからはそんな安定はなくなってしまうのです。
一般企業よりも厳しい世界になってしまうのではないでしょうか。
特に教育だけで生きてきた人は、それ以外の職でやっていくことはできるのでしょうか。
私は早い段階で教育現場から離れ、社会生き抜く力を身につけていきたいと思います。
教育はすぐには変わらない
コロナウイルスによって教育のあり方も見直される今ですが、すぐには変わらないというのも教育の特徴です。
良くも悪くも教育は古いのです。
おそらく変貌を遂げるのは10年後くらいといったところでしょうか。
今は親世代も学校教育を必要と感じている方が多いと思うので、そんな世間の声も参考にして、急変することを控えることでしょう。
最後の私のぼやきとしては、表面的に9月入学案を進めさせて、決まった後に教員をおとしめるということでしょう。
「教員のコストカット」
これが国の策略なのではないでしょうか。
そんなことを思いながら、自粛解除に伴い、引っ越しを考える私なのでした。
次回は、今回に関連して、「技術・家庭科」のこれからのことを書いていきます。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
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