こんにちは!おきぺんです。
前回の授業までは、プログラミングやフローチャートなど、プログラムの仕組みを中心に学んできましたね。今回は、その知識が私たちの身の回りにあるアプリやゲーム、SNSといったコンテンツにどう活かされているのか、そして、それらを理解するための「メディアとコンテンツ」というテーマについて深掘りしていきましょう!日常生活に溢れている情報技術の「なぜ?」がきっとわかるはずですよ。一緒に頑張りましょう!
コンテンツって何だろう?
まず、今回の主役である「コンテンツ」についてです。
コンテンツとは、簡単に言うと「メディアを使った情報を表現した内容」のことなんですよ。英語の「content」も「内容」という意味ですね。
じゃあ、「メディア」って何だと思いますか?僕が今話している「音声」もメディアの一つですし、皆さんが読んでいるこの文章も「文字」というメディアを使っていますね。具体的に言うと、文字、音声、動画、画像といった「情報伝達の手段」のことをメディアと呼ぶんですよ。これらのメディアを使って、意味のある情報を表現したものがコンテンツというわけです。ちょっと難しいかな?でも、僕たちの身近なところにたくさんあるんです!
情報を伝える4つのメディアの特徴
コンテンツは、様々なメディアを組み合わせて作られています。特に重要な4つのメディアについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。それぞれのメリットとデメリットを理解することが、適切なコンテンツ作りに繋がりますよ。
文字(もじ)
皆さんが今読んでいるような、テキスト情報のことです。
- メリット:正確に伝わる
誤解が少なく、情報を相手に正確に伝えることができます。 - デメリット:読めない人がいる、理解が難しい場合がある
難しい漢字や専門用語、言い回しによっては、読むのが苦手な人や内容を理解できない人もいます。
音声(おんせい)
僕が動画で話している声や、音楽、効果音など、音による情報のことですね。
- メリット:感情が伝わりやすい
声のトーンや速さで、明るい、悲しいといった感情を比較的伝えやすいのが特徴です。 - デメリット:聞き漏らすと情報が抜ける
一度聞き逃してしまうと、その情報が聞き手に伝わらなくなってしまう可能性があります。
静止画(せいしが)
写真やイラスト、グラフなどの画像情報のことです。
- メリット:説明不要で直感的に伝わる
一目見ただけで、伝えたい情報やイメージを瞬時に認識できるのが強みです。文字や音声で細かく説明しなくても伝わることが多いですよね。 - デメリット:動きが分かりにくい
あくまで「ある一瞬を切り取った」ものなので、その後の動きや変化を伝えるのは苦手です。
動画(どうが)
皆さんがYouTubeで見ているような映像のことですね。
- メリット:動きが伝わりやすい
静止画では伝わりにくい時間の連続性や動きを、とても分かりやすく伝えられます。 - デメリット:データ量が大きい
静止画の連続に音声が加わっているため、他のメディアに比べてデータ量が非常に大きくなる傾向があります。スマホのギガをたくさん使っちゃうのも、このためですね!
これらのメディアには、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。コンテンツを作る側は、伝えたい内容や相手に合わせて、これらのメディアをうまく組み合わせたり、選び分けたりする必要があるんです。
「双方向性」のあるコンテンツが今のアタリマエ!
昔のテレビ放送のように、作り手から一方的に情報が送られてくるだけではなく、今の身の回りにあるコンテンツは、ほとんどが「双方向性」を持っています。
例えば、アプリやSNS、ゲームを思い浮かべてみてください。
皆さんが画面をタップしたり、ボタンを押したり、文字を入力したりすると、それに応じて画面が変わったり、新しい情報が表示されたりしますよね?これは、ユーザーからの「入力」に対して、コンテンツが「応答(出力)」している状態なんです。
作り手だけが情報を提供する「一方通行」ではなく、ユーザーの操作(入力)に合わせて、コンテンツ側が新しい情報(出力)を返す。このやり取りができることが、今のコンテンツのメインになっています。僕たちの生活に欠かせないスマホアプリやゲームは、まさにこの双方向性によって成り立っているんですよ!
双方向性を「プログラム」で制御する
では、このユーザーの入力に応じて応答する「双方向性」は、どうやって実現されているのでしょうか?
その答えが、これまで学んできた「プログラム」なんです。
皆さんが「ここをタップしたら、この画面を出す」とか、「このボタンを押したら、キャラクターを動かす」といった指示は、すべてプログラムによって制御されています。ロボットや機械を動かすイメージが強いかもしれませんが、実は私たちの身の回りにあるアプリやSNS、ゲームといったコンテンツも、プログラムによって入力と出力が制御されているんですね。
僕たちがコンテンツを企画・制作する際には、「どうすればユーザーが快適に操作できるか」、そして「どんなメディアをどう組み合わせて、どんなプログラムで動かすか」という考え方がとても大切になります。この授業で学んだことが、将来のコンテンツ作りに役立つと嬉しいな!
まとめ
今回は、私たちの身の回りにあるコンテンツについて、そしてそれを構成するメディアの役割、さらにユーザーとコンテンツがやり取りする双方向性、そしてそれを実現するプログラムの重要性について学びましたね。
- コンテンツとは、メディアを使った情報の表現のこと。
- 文字、音声、静止画、動画にはそれぞれメリット・デメリットがある。
- 今のコンテンツの主流は、ユーザーの入力に応じて応答する双方向性があるもの。
- 双方向性のあるコンテンツは、プログラムによって制御されている。
この考え方は、皆さんがこれからたくさんの情報に触れ、また発信していく上でも、きっと役に立つはずです。
君ならできます。頑張って!
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