【中学技術科】製図の基本をマスター!キャビネット図・等角図・第三角法の描き方を元教員が解説

皆さん、勉強お疲れ様です!元中学校技術科教員のおきぺんです!

技術の授業で「製図」と聞くと、「なんだか難しそうだな…」と身構えてしまう人も多いのではないでしょうか。でも大丈夫ですよ!製図は自分のアイディアを形にするための大切な「言葉」のようなものです。

今回は、中学生の皆さんが技術の授業やテストで役立つ製図の基本を、僕と一緒に楽しく攻略していきましょう!

授業動画

授業資料

穴埋め_製図

解答_製図

そもそも「製図」って何のためにするの?

アイディアを正しく伝えるための共通ルール

製図とは、簡単に言うと「設計者の考えを、作る人に正しく伝えるための図面」のことです。例えば、あなたが「こんな本棚を作りたい!」と考えても、その図面が自分勝手な書き方だと、他の人が見た時に正しい大きさが伝わりませんよね。

そこで、誰が見ても同じ形や大きさが伝わるように、日本ではJIS(日本産業規格)という共通のルールに則って図面を書く決まりになっています。ものづくりの第一歩として、このルールを覚えていきましょう!

正面を正確に書く!「キャビネット図」のポイント

キャビネット図の特徴と描き方

キャビネット図は、立体の正面を実物と同じ形(等倍)で書き、奥行きの線を45度に傾けて書く方法です。
この書き方の大きな特徴は、なんといっても正面の形が分かりやすいことです。

間違えやすい!奥行きの長さのルール

ここで、テストに出やすい超重要なポイントがあります!キャビネット図では、奥行きの長さを「実際(実物)の長さの2分の1」の割合で書きます。

例えば、奥行きが4マス分ある物体を書く場合、図面では2マス分の長さで書く必要があります。
ここで注意してほしいのは、「斜めの2マス分」ではなく、あくまで「横幅2マス分の長さ」を45度に傾けて書くという点です。コンパスなどを使って、横の2マス分の長さを測ってから45度に倒すと正確に書けますよ。

全体をバランスよく見せる!「等角図」のポイント

等角図の特徴と描き方

等角図は、立体の底面の2辺を水平線に対して30度ずつ傾けて書く方法です。
キャビネット図が正面に特化していたのに対し、等角図は立体の全体像をバランスよく表すのに適しています。縦・横・高さの3辺の比率をすべて等しく(1:1:1)書くのがルールです。

キャビネット図から等角図へ書き換えるコツ

もし問題で「キャビネット図を等角図に書き換えなさい」と言われたら、以下の手順で進めてみましょう。

  • 右下の角を「起点」にする:等角図用の方眼紙の真ん中一番下あたりをスタート地点にします。
  • 正面から書く:起点から左斜め上に向かって正面の形を書き写します。
  • 奥行きを2倍にする:キャビネット図では奥行きが半分になっていたので、等角図にする時は長さを2倍に戻して書きます。

この「奥行きを2倍に戻す」というのを忘れないようにしましょうね!

プロの現場でも使われる!「第三角法」のポイント

第三角法による正投影図とは?

最後に紹介するのが「第三角法による正投影図」です。名前は少し難しいですが、要するに「正面、右横、真上」の3つの方向から見た平面図を並べて書く方法です。
等角図などでは表しにくい、細かい部品の正確な形や、板のつなぎ方(接合方法)までしっかり表現できるのがメリットです。

3つの図の配置ルール

第三角法では、図を配置する場所が厳しく決まっています。ここがズレると正しく伝わりません。

  • 正面図:一番メインとなる、物体を正面から見た図です。左下に配置します。
  • 平面図:物体を真上から見た図です。正面図のすぐ上に書きます。
  • 右側面図:物体を右横から見た図です。正面図のすぐ右に書きます。

書く時は、それぞれの図の幅や高さがピッタリ揃うように基準線を意識しましょう。もし図面がガタガタにズレていたら、「おやおや?」と疑ってみてくださいね。

まとめ:製図は「伝えるための道具」

今回は3つの製図方法について学びました。

  • キャビネット図:正面はそのまま。奥行きは45度で長さ半分
  • 等角図:全体が見やすい。30度で長さはすべて等倍
  • 第三角法:正面・上・右横の3面で正確に表す。配置を揃えるのがコツ。

製図はパズルのようなもので、慣れてくると頭の中で立体が組み立てられるようになって楽しくなりますよ!
もしわからなくなったら、動画を何度も見返して練習してみてくださいね。

君ならできます。頑張って!

コメント

タイトルとURLをコピーしました