【中学技術】等角図のかき方って?分かりやすく解説!

A 材料と加工の技術

皆さん、こんにちは!おきぺんです。中学校の技術科の授業、頑張っていますか?今回は、製図の中でも「等角図(とうかくず)」のかき方について、一緒に学んでいきましょう!「難しそう…」って思うかもしれませんが、実はコツをつかめば意外と簡単なんですよ。前回の製図の全体像に続いて、今回は具体的なかき方を、僕と一緒に分かりやすく見ていきましょうね!

等角図ってどんな図?その特徴をマスターしよう!

等角図は、ズバリ「全体を分かりやすく表せる」のが最大の特徴なんです! 例えば、箱を斜めから見たときみたいに、正面だけでなく、上からや横からも見たときのイメージがギュッと一つにまとまっている図だと思ってください。

等角図のここがポイント!キャビネット図との違い

製図には色々な種類がありますが、等角図にはとっても便利な特徴があるんですよ!

  • 縦・横・高さが同じ割合
    これが一番分かりやすいポイントかもしれませんね。縦も横も奥行きも、全部「1対1対1」の同じ割合で描けるんです。 だから、実際のものの比率そのままに描けて、とても理解しやすいんですよ。
  • 30度傾けて描く線が特徴!
    等角図は、横や奥行きの線を、水平に対して30度傾けて描きます。 そして、高さは垂直な線で描くんです。

ちなみに、製図には「キャビネット図(キャビネットず)」というのもあります。これは正面から見た図をベースにするんですが、奥行きを半分の割合(1対1対0.5)で描く必要があるんです。 それに比べて、等角図は全部同じ割合なので、個人的には等角図の方が比較的簡単に描けると思っていますよ!

実際に等角図を描いてみよう!キャビネット図からの書き換え手順

それでは、実際にキャビネット図から等角図に書き換える練習をしてみましょう!動画でも解説している具体的な手順を、順番に見ていきますね。今回は分かりやすいように、マス目をイメージしながら進めていきます。

手順1:基準点(スタート地点)を決める!

まずは、どこから描き始めるかを決めるのが大事です!キャビネット図があったら、その「正面図の右手前」を基準点にしてください。 ここをスタート地点にして、手前から奥に向かって描いていくイメージです。

手順2:30度傾けた線と垂直線を引く!

基準点を決めたら、そこから線を引いていきましょう。横方向と奥行き方向は30度傾けた線を引きます。 そして、高さ方向は垂直な線を引いてくださいね。

  • 例えば、横に4マス、奥行きに4マスの箱だとします。 そうしたら、基準点から横に30度傾けて4マス分、奥行きも同じように右奥に向かって30度傾けて4マス分、それぞれ線を引きます。

手順3:全体の骨組みを作る!

次に、先ほど引いた線を基に、全体の骨組みを作っていきます。動画の例だと、少し変わった形のものですので、細かく見ていきましょう。

  • まずは基準点から垂直に線を引きます。
  • 横方向の線の終点(4マス進んだところ)と、奥行き方向の線の終点(4マス進んだところ)からも、それぞれ垂直線を引きます。
  • 例では、左側が4マス上、基準点と奥行きの線からは2マス上、となっていますね。 これでだいたいの全体の形が見えてきます。

手順4:正面の形を正確に移す!

骨組みができたら、今度はキャビネット図の「正面」の形を、等角図の枠の中にそっくりそのまま移していきます。 ここが等角図の形を左右する大切な部分です。

  • 基準点から上に2マス上がったところから左に2マス、それから横に4マス進んで上に4マス上がったところから右に2マス、といった具合に、元の図の形を忠実に再現していきます。
  • 例えば、動画の例だと「4マス 4マス 2マス 2マス 2マス 2マス」という同じ形が正面に現れるはずです。

手順5:奥行きを加えて立体にする!

正面の形ができたら、いよいよ奥行きをつけて立体にしていきます!

  • 正面の図のそれぞれの角から、奥行き方向に線を引いていきます。
  • 等角図は奥行きも同じ割合なので、例えば奥行きが4マスであれば、全ての角から右奥に向かって4マス分、30度傾けて線を引けばOKです。
  • これで、全体の奥行きの部分が囲われ、立体の形が完成しますね!

手順6:いらない線を消して完成!

これで基本的な形は完成ですが、最後に大切な作業があります。それは「いらない線を消す」ことです! 最初に引いたマス目や、図の奥に隠れて見えないはずの線は、きれいに消してくださいね。 全体の太い線だけが残るように仕上げましょう。

まとめ

今回は、製図の「等角図」について、その特徴と、キャビネット図から等角図への書き換え方を見ていきました。

  • 等角図は「全体を分かりやすく表現できる」図であること
  • 縦・横・奥行きの比率が全て1:1:1で、比較的描きやすいこと
  • 線を30度傾けて描くこと
  • 基準点を決めて、正面の形を写し、奥行きを加える手順

このあたりのポイント、しっかりマスターできましたか?何度も練習して、スムーズに描けるようになるのが一番の近道です。

君ならできます。頑張って!

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