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今回は、9月入学案について現大阪府教員としての意見を述べていきます。
教員によってもさまざまな価値観があると思いますので、今から述べることはあくまでも私の意見ということでご理解ください。
9月入学になる!?
この話題がいつ公になるのかは時間の問題でした。
教育現場では3月からすでに、外国では9月まで休校にしている国もあることを知ってそれなりの覚悟をしていました。
5月に入り、日本でも「9月入学案」が各方面から提案されているところから話が大きくなってきています。
現に吉村府知事も政府へその旨を要請しているところです。
それを受けて、私も個人としての考えをまとめてみました。
私的結論を率直に
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別にええけど、知らんで。
ちゃんと政策しっかりしてからにしてな。
それやったら、ちゃんとやるけー。
でも、今後困る人めちゃくちゃ多くなるで。
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と、とても人ごとみたいな感じかもしれませんが、今はそんなものです。
中身がちゃんと提示されておらず、表面的な政策が先走っているのですから。
きっと中身も今、えらい方々が練りにねっているところなのではないでしょうか。
現状、まだ我々国民には情報がおりてきていないので、私自身なんとも言えません。
しかし、私的に考える「9月入学案」における教育現場の大きな懸念事項を大きく2つ考えてみました。
(ホントはめちゃくちゃあるのですが、2つに絞ってます。)
懸念①:教育課程問題
「春は出会いと別れの季節」という概念が消えるかもしれません。
9月入学式ー7.8月卒業式と「夏は出会いと別れの季節」がやってくる事でしょう。
そんな感じで、今までの教育課程は白紙に戻し、定期テスト、入試、長期休暇などが大きく作り変わるかもしれません。
年度替わりの夏休みはなかなか面白いかもしれませんね。
懸念②:学年仕分け問題
みなさんの学生時代の友人といえば「同級生」と呼ばれる人ではないでしょうか。
その「同級生」はあなたとどのような共通点で枠組みされた人たちですか。
「同級生」とは「同じ学年の人」。
つまり、4月生まれから年をまたいで3月生まれまでの人たちを、1つの学年として枠組みしています。
ここで、「9月入学案」を実施するとどうなるでしょうか。
例えば、中学1年生であれば誕生日が来ると、本来はみんな13歳となる事を祝うのですが、14歳を祝う子たちも出てきます。
「?」が出てきそうですが、なんだか気持ち悪い枠組みになりそうです。
それの気持ち悪さを避けるため、学年の仕分けも9月〜翌年8月で行うという政策案もあるかもしれません。
本来であれば同い年だった人とも、急に先輩後輩の関係となってしまうかもしれませんね。
その場合、すべての年代に適用してしまうと必ずエラーが起きるため、都合の良い学年から徐々に増やしていくことが考えられます。
具体的には、小学1年生から9月〜翌年8月仕分けを行うのです。
政策初年は通常の4月〜翌年3月の子供に加え、翌年4月〜8月の子供たちも同学年に混ざるため、その学年だけ1.5倍の生徒数が出てくるかもしれません。
伝説の学年となることでしょう笑。
小学1年生から高校3年生までの学年全体で「9月入学」者世代となるには12年かかります。
私が考えた妄想の政策ですが、こんなめんどくさくなるものだったらすぐに撤廃されそうですね。
私的結論はズバリ
「9月入学案」を賛成する声は各方面で多くなっていると伺います。
私的には、なかなか実現するのは難しいという点で反対です。
コロナ問題である程度被害を受ける方が出るのは致し方ないことですし、現に被害を受けている方は既に出てきています。
被害を受けている方を思いやることは大切ですが、9月入学にすることでさらなる多大な被害が出てくるのではないでしょうか。
さらに、今後このコロナ並みの問題が起これば、同じように都合のいいように変更せざるを得ないため、さらなる混乱を招いてしまいます。
目先のことだけを考えるのではなく、今後のことも考え、現行の4月ー3月切り替えの方が我々は方針としてもわかりやすく、社会の混乱時でも軌道修正しやすいのではないでしょうか。
あくまでも以上の意見は私個人によるものです。
いち早くこの問題が収束し、被害を受けられている方が回復・復興されることを願っています。
我々に今できることは正しい知識を収集し、感染を広げないための行動をとることです。
そんなことを思いながら、今年度で本当に教員を辞めていいのかと少し不安になる私なのでした。
コロナがなければ、もっと心置きなく辞めれるのに…笑
次回は、「先生」という職業の本当の素晴らしさを紹介していきます。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
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