【嫌われる勇気】今の教育のモヤモヤがスッキリ[教員必読書]

教員じだい

こんにちは!オキヒロです!

 

今回は、教員4年目にして「嫌われる勇気」を読んだ感想をまとめていきます。

 

オキヒロ
オキヒロ

教育者なら、尚更読んだほうがいい!

嫌われる勇気は教員必読書

 

教員4年目にしてやっと読みました。

この本の存在を知っていたのに読んでいなかった自分が信じられません。

 

この「嫌われる勇気」という本はかなり有名な本なので、ご存知の方も多いことでしょう。

2013年に発売された本で、「アドラー心理学」に基づいた自己啓発本となっています。

 

本の中では、対人関係の悩みの解決を中心に書かれており、教員と子どもの関わりの本来のあり方というものを考えることができました

 

これを読むと、教員としての在り方に悩んでいる方も絶対にスッキリします!

教員によっても考え方やあり方、方針などは異なっており、そのギャップが教育をやりづらくしている部分もあります。

 

私自身、私の考え方と他の先生の考え方が違うことで、少なからずストレスを感じることがよくあります。

 

しかし、自分の方針を周りの先生に押し付けることも良くはないので、教員全員が足並みを揃えることが学校としてのやり方なのです。

 

中には、

自分のクラスは自分色に染める。

他のクラスは知らん。

このやり方を真似しろ。

 

という癖の強い先生はどの学校にもいらっしゃると思いますが、その方にもぜひ読んでほしい本となっています。

 

ぜひこの本を読んで、自分の教員としてのあり方を確立してください

 

問題行動は全て目的論で考える(安直な優越性の追求)

中学生はいわゆる思春期と呼ばれる多感な時期です。

 

学校や生徒によっては問題行動が多発している実情もあると思います。

 

それも様々な要因があると思いますが、この本はなかなか面白い視点でまとめられています。

 

①原因論でなく目的論

 

言葉は難しいですが、具体的に考えてみると簡単です。

 

例えば、両親に捨てられた子どもがいます。

その子どもが学校では大人に対して反抗的な態度をとります。

 

なぜそんな態度を取るのかと聞くと

俺は親に捨てられたから大人は信じられない

というのです。

 

ここで、この子どもの言った通りに

親に捨てられたから大人に反抗的な態度を取るのだな

と捉えるのが、原因論です。

 

しかし、アドラー心理学はその原因論を否定しています

 

 

この原因論が確立されると、

親に捨てられた子どもは全員(100%)、大人に反抗的な態度を取ることになります。

 

こんなはずはないですよね。

中には、無気力傾向のある子どももいれば、反対に大人が好きな子どもも実際には存在します

 

アドラー心理学が提唱する目的論は、

大人に反抗したいがために

親に捨てられたから大人は信じられない

という言葉を使ったに過ぎないというのです。

オキヒロ
オキヒロ

確かにそうやな。

なかなか面白いですよね。

 

②安直な優越性の追求

 

では、なぜ反抗的な態度を取るのかというと、特別な存在であろうとするからです。

 

誰かに認めてもらい、特別な存在であろうとするのは承認欲求の源です。

 

 

この承認欲求もアドラー心理学は否定します。

承認欲求を満たすために、簡単に特別な存在になろうとします。

 

たとえ叱られたとしても、自分自身に注目してもらうという目的は叶います。

普通であることから逃げて、逸脱行為を行うことで簡単に特別な存在になることができるのです。

 

これが、

安直な優越性の追求

というのです。

 

 

そこで、アドラー心理学は、自由で幸せになるためには、

承認欲求を捨て、他社の評価を気にかけず、

嫌われることを恐れないことが大切。

と述べました。

 

教員は子どもは同じ人間(課題の分離)

アドラー心理学は、「縦の関係」を否定し「横の関係」をすすめています

 

「縦の関係」とは、いわゆる上下関係です。

能力のあるものが能力のないものに対して評価や関係づくりをします。上のものが下のものの課題に介入します。

すると、そこから承認欲求や劣等感が生まれるのです。

 

 

これをなくすのが、「横の関係」です。

縦の関係を全て無くし、我々は皆人間という同じ土俵の下で生きているのです。

 

 

褒めず、叱らず、感謝・喜び・尊敬の言葉で他者と関わることをすすめています

 

具体的には、

 

ありがとう・助かった(感謝)
嬉しい(喜び)
すごい・素敵(尊敬)

 

オキヒロ
オキヒロ

超共感!!!!!!!

教員が生徒を操作することに疑問を抱いていました。

生徒は生徒自身の人生を歩むため、教員が生徒の人生に介入しすぎることに疑問を感じていました

 

 

しかし、学校現場では子どもたちの操作によって運営度合いは変わってきます。

生徒全員、教員の言うことに従う状態にすれば、もちろん学校運営は簡単になりますし、業務改善に大きくつながります

 

しかし、アドラー心理学を100%したがってみると、おそらく、ほとんどの生徒が自由な行動を取り、教員の指示だけでは抑えが効かなくなるのです。

オキヒロ
オキヒロ

本当に難しい・・・

 

仕事の業務上、結局は「縦の関係」で繋がることが仕事として楽ができますし、それ以上の多大な業務量があるため、そうせざるを得ない状況なのです。

これが、教育の闇の部分でしょうか。

 

自分の子どもができたら、しっかりと「横の関係」でやっていこうと思っています。

 

自由とは何かを知る

「縦の関係」で育ってきた私も承認欲求を求めて生きてきました。

 

しかし、この本と出会ってからは考え方を変えることができたのです。

自由で幸せとなるのは全ては考え方次第なのです。

 

 

今ここで、他者を信頼し、周りの評価を気にせず、自分を好きになり、受け入れ、他社に貢献することが自由へと繋がるのです。

 

自分の信じる最善の道を選ぶことができるのは自分だけ。

 

他者を変えることはできません。

 

変えることができるのは自分だけです。

 

 

今、私は人生の岐路に立っています。

転職活動を通じて、色々な人に出会い、本と出会い、自分の生き方を考えるようになりました。

 

 

ここから自分を思いっきりアップデートして最高の自分に仕立て上げようと思っています。

自由で豊かで幸せな人生を歩むために今日もいろんなことに挑戦していきます!

 

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