【中学技術】電気エネルギーの変換って何?家電製品で見てみよう!

C エネルギー変換の技術

こんにちは!おきぺんです。元中学校技術科教員として、YouTubeチャンネル「ギリギリ技術」で授業動画を配信しています。

今回は、「【中学技術】電気エネルギーの変換」の内容を、もっともっとわかりやすく、深く理解できるように記事にまとめたよ!

みんなの家に届く電気って、普段意識しないかもしれないけれど、実は家電製品の中で、すごい「変身」を遂げているんだ。さあ、一緒に電気の秘密を探してみよう!

電気エネルギーって、どんな姿に変わるの?

発電所でつくられた電気は、変電所を通って、私たちの家に届きますよね。でも、その電気エネルギー、そのままの形では目に見えませんし、何かをするわけではありません。

実は、家電製品の中に入った電気エネルギーは、私たちの生活で役に立つように、「別のエネルギー」に形を変えているんです!
これを「エネルギー変換」と呼びます。変換されるエネルギーの形は、主に次の4つがありますよ。

① 光エネルギーに大変身!

「光エネルギー」は、その名の通り、電気エネルギーが光になることです。
電気そのものは目には見えませんよね?でも、電球や信号機が光って見えるのは、電気の力が光に変わっているからなんです。光は目に見える形なので、電気の「見える姿」と言えますね。

【身近な例】

  • 照明(家の白熱電球、蛍光灯、LEDライトなど)
  • 街灯
  • 信号機

どれも光を発するものばかりですね。光るものは、電気エネルギーが光エネルギーに変換されている証拠です!

② ポカポカ!熱エネルギー

次は「熱エネルギー」です。これは、電気エネルギーがものを温める力に変わること。
触ると「熱い!」と感じるものが、この熱エネルギーに変換されています。

【身近な例】

  • アイロン
  • ストーブ

どうして熱くなるかというと、ニクロム線などの「発熱」する特殊な金属に電気を流すと、その金属が発熱する仕組みを使っているんですよ。冬にはストーブやこたつなど、暖かさが本当にありがたいですよね。これも電気エネルギーが熱に変わっているからなんです。

③ 心地よい音!音エネルギー

「音エネルギー」は、電気エネルギーが音になることです。
音楽を聴いたり、動画を見たりするときに聞こえる音は、すべて電気が音に変換されているんですよ。これも普段から意識しないけれど、とっても身近な変換ですね!

【身近な例】

  • スピーカー(スマホ、ゲーム機、テレビなどについているスピーカー)

テレビやスマホから声や音楽が聞こえるのも、小さなスピーカーが電気エネルギーを音エネルギーに変えてくれているおかげなんです。

④ ブンブン!運動エネルギー

そして最後は「運動エネルギー」です。これは、電気エネルギーがものを動かす力に変わること。
この変換には、「モーター」という部品がとても重要な役割を果たしています。

【身近な例】

  • 扇風機(羽根が回る)
  • スマホのバイブレーション(ブルブル震える)
  • ロボット(前進したり、アームを動かしたり)

モーターはぐるぐる回るイメージがあると思いますが、その回転する力が他の動きに変わることもあるんです。スマホが震えたり、ロボットが動いたりするのも、実は中にモーターが入っていて、電気の力で動いているんですよ!

今日のまとめ!

どうでしたか?普段何気なく使っている家電製品が、実は電気の力を色々な形に変えて、私たちの生活を便利にしてくれていることが分かりましたね!

私たちが使いやすいように、電気エネルギーは光エネルギー、熱エネルギー、音エネルギー、運動エネルギーの4つに大きく変換されている、ということをしっかり覚えておきましょう。

特に冬は、ストーブやヒーターなど、熱を使うものが増えるので、電気エネルギーがものすごく必要になります。だから、発電所ではたくさんの電気を作る必要があるんですね。前回の授業内容ともつながってくる部分です!

君ならできます。頑張って!

戻る

メッセージが送信されました

警告
警告
警告
警告

警告。

コメント

タイトルとURLをコピーしました