こんにちは、おきぺんです!
突然ですが、みんなの家にある電気や家電製品って、どこからエネルギーが来ているのか、考えたことはありますか? 実は、電気って自然界からそのまま生まれてくるわけではないんです。僕たちの暮らしを支えるエネルギーが、どんな形になって、どこからやってくるのか、技術科の授業でとても大切な「エネルギーの変換」について、一緒に探求していきましょう!
1.エネルギー変換ってなあに?
まず、一番最初に知っておいてほしい言葉が「エネルギー変換」です。
これは、「エネルギーの形を、私たちが使いやすいように変えること」を言います。
例えば、こんな風に、電気のエネルギーは色々な形に変わります。
- 部屋を明るくする「光」に変わったり
- テレビから聞こえる「音」に変わったり
- 扇風機や洗濯機を動かす「運動」に変わったり
そう、電気はそのままでは使えないことが多いので、私たちの目的に合わせて、光や音、運動など、様々な形に姿を変えているんですね。
2.エネルギーの元!「エネルギー資源」を知ろう
次に、今回の授業のメインテーマ、「エネルギー資源」についてです。私たちが使うエネルギーは、一体どこから来ているのでしょうか?大きく分けて、3つの種類があるんですよ。
(1)地球からの贈り物「化石燃料」
私たちが普段使っているエネルギーの元として、まず大切なのが「化石燃料」です。
化石燃料には、主に次のものがありますね。
- 石油
- 石炭
- LNG(液化天然ガス)
これらは、主に火力発電の材料として使われています。実は、これらの燃料の正体は、ずっと昔に生きていた生物たちの体が、地球の深い深い場所で長い年月をかけて変化したものなんです。まさに、地球からの贈り物、ですね!
(2)原子の力!「核燃料」
2つ目のエネルギー資源は「核燃料」です。
代表的なものに、ウランやプルトニウムなどがあります。これらは、原子力発電所で使われる燃料で、原子の核が分裂する時に出る大きなエネルギーを利用しているんですよ。
(3)ずっと使える!「再生可能エネルギー」
そして3つ目、これがこれからの地球にとって特に大切な「再生可能エネルギー」です。
再生可能エネルギーは、自然界に常に存在していて、使ってもなくならない(枯渇しない)エネルギーのことです。具体的には、次のようなものがありますね。
- 風力(風の力)
- 太陽光(太陽の光)
- 水力(水の流れ)
- 地熱(地球の内部の熱)
- 重力(地球の引く力)
これらは、自然の恵みをそのままエネルギーに変えることができる、とても優れた資源なんです。
3.「一次エネルギー」と「二次エネルギー」って何?
最後に、エネルギー資源の種類を学んだ上で、ぜひ覚えてほしい大切な言葉があります。
(1)自然そのままの「一次エネルギー」
ここまで見てきた「化石燃料」「核燃料」「再生可能エネルギー」は、全て「自然界から直接得られるもの」でしたね。このように、自然界からそのままの形で得られるエネルギーのことを「一次エネルギー」と呼びます。
(2)私たちが使いやすい形になった「二次エネルギー」
一方、この一次エネルギーを、私たち人間がもっと利用しやすい形に変換したものを「二次エネルギー」と呼びます。
例えば、こんなものが二次エネルギーにあたります。
- 電気(火力、原子力、水力などで発電される)
- ガス(天然ガスなどから変換される)
- ガソリン(石油から作られる)
みんなの身近にある電気やガソリンは、実は一度、どこかで形を変えている「二次エネルギー」なんですね!
まとめ
今回は、私たちが普段使っている電気などのエネルギーが、一体どこから来ているのか、そのスタート地点について学びました。大切なポイントをもう一度確認しておきましょう!
- エネルギーの形を変えることを「エネルギー変換」という。
- エネルギーの元になるものを「エネルギー資源」といい、「化石燃料」「核燃料」「再生可能エネルギー」の3種類がある。
- 自然からそのまま得られるエネルギーは「一次エネルギー」。
- 一次エネルギーを使いやすい形に変えたものが「二次エネルギー」。
少し難しく感じる言葉もあったかもしれませんが、これで私たちの身近なエネルギーが、どんな風に生まれ、私たちの手元に届いているのか、その全体像が少し見えてきたのではないでしょうか。
次回は、今回学んだエネルギー資源が、それぞれどのようにして電気を作り出しているのか、もっと詳しく見ていきますので、楽しみにしていてくださいね!
君ならできます。頑張って!
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