こんにちは!おきぺんです。
今回は、前回お話しした木材の「けがき」からステップアップして、金属とプラスチックの「けがき」について、動画を見ながら一緒に学んでいきましょう!普段あまり扱わない材料かもしれませんが、基本をしっかり押さえれば大丈夫ですよ!
けがきってなんだっけ?基本をおさらい!
「けがき」とは、材料を切る・加工する前に、どこを切るか、どこに穴を開けるかを示す線や印をつける作業です。木材の時と同じように、基本的には「真っ直ぐなもの」と「書く(印をつける)もの」の組み合わせが必要です。
金属にけがく方法
金属にけがきをする場合は、木材とは使う道具が少し変わってきます。新しい道具に会うのが楽しみですね!
線をけがく方法
- 使う道具:
- 直定規(ちょくじょうぎ):金属製の定規です。まっすぐな線を引くときに使います。
- けがき針(けがきばり):先端が鋭くとがった針のような道具で、金属の表面に「傷」をつけて線を引きます。
- やり方:
- けがきをしたい場所に直定規をしっかり置きます。
- けがき針で、直定規に沿ってスーッと傷をつけるように線を引きます。
- ポイント!傷が見えにくいとき:
金属の色によっては傷が見えにくいことがあります。そんな時は、けがきをする場所に油性マーカーで少し色を塗ってみてください。その後、けがき針で線を引くと、マーカーのインクが削れて消えるので、それが逆にくっきりとした印になりますよ!
印(しるし)をけがく方法
「ここを中心に穴を開けたい!」「ここにバツ印をつけたい!」など、点や印をつけたい時は、けがき針ではなかなか難しい場合があります。
- 使う道具:
- ハンマ:おなじみの、物を叩く道具です。
- センタポンチ:先端がとがった金属の棒のような道具です。
- やり方:
- 印をつけたい場所にセンタポンチの先端を合わせます。
- ハンマでセンタポンチの頭を「トン!」と叩きます。
- ポイント!:
ハンマで叩くことで、センタポンチの先端が金属に食い込み、小さなくぼみ(へこみ)ができます。このくぼみが印になり、穴を開ける時の中心や、円を描く時の中心として活用できますよ。釘を打つ感覚に似ていますね。
プラスチックにけがく方法
プラスチックにけがく場合は、木材のけがきと基本は同じですが、ちょっとした工夫が必要です。
傷をつけずにけがく方法(一般的な方法)
- 使う道具:
- 保護紙(ほごし):材料を保護する紙です。
- 直定規(ちょくじょうぎ):金属の時と同じ、まっすぐな定規。
- 鉛筆:鉛筆で線を引きます。
- やり方:
- まず、プラスチック板の上に保護紙を貼り付けます。
- 保護紙の上から、直定規を使って鉛筆でいつも通り線を引きます。
- ポイント!:
なぜ保護紙を貼るのでしょうか?それは、プラスチックは鉛筆で直接線を引くのが難しかったり、けがき針で傷をつけたくないからなんです。保護紙の上なら、鉛筆でスムーズにけがきができますし、プラスチック本体に傷がつきませんね。
保護紙を使わない方法(水性マーカーを活用)
- 別の方法として、プラスチックの表面に水性マーカーで色を塗ってから、けがき針などで線を引くこともできます。金属の時と同じように、マーカーが消えたところがけがきの線になりますよ。
まとめ
今回は、金属とプラスチックの「けがき」について学びました。木材とは違う道具を使ったり、保護紙やマーカーを使ったりと、材料に合わせた工夫があることがわかりましたね。特に、金属に印をつける「センタポンチ」と「ハンマ」の組み合わせは重要です。実際の作業では、安全に注意しながら、焦らず丁寧に行うことが大切です。
君ならできます。頑張って!
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