みなさん、こんにちは!技術の授業で「製図」って聞いて、ちょっと難しそう…って思ったことはありませんか?でも、安心してください!今回は、僕、元中学校技術科教員のおきぺんが、製図に出てくる大切な「記号」について、YouTube動画の内容をもとに、わかりやすく徹底解説しますね。これを読めば、製図がもっと得意になりますよ!
製図の記号、なぜ大切なの?
製図は、ものを作るための設計図のこと。ものを作る人へ、形や大きさ、加工の方法を正確に伝えるために、とても大切なものなんです。いろんな線や数字、そして今回学ぶ記号を使って、誰が見ても同じように理解できるように工夫されているんですよ。
今日の目標は、製図に出てくる記号を自分で読み解けること、そして書き込めるようになることです。一緒に頑張りましょう!
これだけは覚えたい!製図の基本記号たち
YouTube動画で紹介されている、特に大切な記号を一つずつ見ていきましょう。これらの記号は、私たちが普段使っているミリメートル(mm)単位で表されていることが多いので、数字が書いてあったら「ああ、これは何mmのことだな」と思ってくださいね。JIS(日本産業規格)という日本のルールで決まっているんですよ。
直径を表す「丸(マル)」や「Φ(ファイ)」
最初の記号は、丸い形を表す時に使う記号です。数字の前に「〇」や、動画では「Φ」と表記されていますが、これは「直径」を示しています。
- 例:〇30(Φ30)
- これは「直径30mmの円形の断面」があることを示しています。例えば、丸い棒やパイプの太さを表すときに使われます。
四角い断面を表す「角(カク)」や「□(四角)」
次に、四角い形を表す時に使う記号です。数字の前に「□(四角)」と書きます。
- 例:□40
- これは「一辺が40mmの正方形の断面」があることを示しています。四角い柱や板の太さを表す時に使われますね。
角を削る「面取り(C)」
部品の角を少し削って、丸くしたり、安全にしたりする加工を「面取り」と言います。製図ではアルファベットの「C」で表します。
- 例:C5
- これは「45度で5mmの面取り」がされていることを意味します。角がシャープな長方形の部品があったとしたら、その角が5mm分削られて、触っても危なくないように加工されているイメージです。
板の厚さを示す「T」
板状の部品の厚みを表す時に使う記号です。アルファベットの「T」で表します。
- 例:T10
- これは「板の厚さが10mm」であることを示しています。例えば、奥行きが10mmの板のような部品に使う記号ですね。
丸みを帯びた形「半径(R)」
部品の角が丸くなっていたり、曲線になっていたりする場合に使う記号です。アルファベットの「R」で表し、「半径」を示しています。
- 例:R10
- これは「半径10mmの円弧」があることを意味します。面取りと似ていますが、こちらはより滑らかな丸みを帯びているイメージですね。
穴を開ける時の「キリ(穴)と深さ」
最後は、部品に穴を開ける時に使う記号です。この記号は少し独特なので、しっかり覚えてくださいね。穴の直径と深さを同時に表すことができます。
- 例:6キリ 深さ10
- これは「直径6mmのドリルで、深さ10mmの穴を開けてください」という意味になります。穴の記号の隣にある、下向きの矢印のようなマークは「深さ」を表す記号なんですよ。
まとめ
今回は、製図でよく使われる大切な記号をたくさん学びました。どうでしたか?少しは難しく感じた製図が、身近に感じられるようになったら嬉しいです!
今日学んだ〇(直径)、□(四角)、C(面取り)、T(厚さ)、R(半径)、そして穴の記号と深さは、製図を読み書きする上で基本中の基本です。
また、製図では太い外形線や、寸法を表す寸法線、そして中心線といった様々な種類の線も使われます。学校によっては、これらの線の名前もテストに出ることがあるので、合わせて覚えておくといいでしょう。
製図のゴールは、等角図やキャビネット図、第三角法といった図面を正しいルールで書き換えたり、寸法を書き込んだり、逆に読み解いたりすることです。繰り返し練習することで、きっとマスターできますよ!
君ならできます。頑張って!
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