本日もブログを読んでいただいてありがとうございます。
前回に引き続き、教員としての3年間を振り返っていきます。
今回は、直近3年目について書きます。
3年目を一言で表すならば
「人生の原点。自分を見つめ直す。」
そんな1年を振り返っていきます。
支援学級担としてリスタート
3年目は通常学級から離れ、支援学級の担任として始めることとなりました。
当初は技術で採用されていたため、「なんで外されるんだ!」と抵抗感を示していたことを今も覚えています。
一般的な支援学級とは少し異なり、学校から少し離れた場所で子供達と過ごす日々を過ごすこととなりました。
その学級は先生たちから「教育の原点」といわれており、24歳にして運よく経験させていただく事ができたのです。
担当は技術に加えて、理科と家庭科も受け持つこととなりました。
大学時に死ぬ気でとった理科の免許もこうして効果を発動する事ができたのです。
独りじゃない
その学級では複数の教員で授業をしたり、入り込みをしたりと、常に複数の目で子どもたちを見る事ができます。
通常学級であれば、40人を一人で見る事が多く、子どもたちを統治する力が前提条件となります。
若手の私にとっては、ちゃんとできるかという不安というものが常に付き纏っていました。
もちろん通常学級でも教員間の連携もありますが、実際に私以外の教員の目があるだけで、主観的だけでなく客観性も増す事ができるのです。
生徒対応においても一人の判断ではなく、先生たちで相談して対応することで今までになかった対応の不安感というものは一切感じませんでした。
一人でできる力ももちろん大切なのですが、心の持ち用としては複数の教員で見ることの大切さを身をもって感じました。
学級担の同僚に恵まれる
周りの教員にも恵まれ、人間性、生徒対応の面でも多く学ぶ事ができました。
寛大な心でみんなに安心感を与えてくれる先生
生徒の様子がよく見えており、個々に合わせて行動の良し悪しをはっきりと伝える先生
周りがよく見え、生徒に寄り添い一緒に取り組む先生
こんなにも手堅い先輩教員のもとで私は「自由」な立ち回りを手にすることができました。
生徒の立場に立ち返り、共に学び、共感し、バカをして、一緒に注意され。
先生としての威厳と保つために気張っていた以前の私とはとってかわり、私の個性を十分に生かした人間らしさというものを見出すことができました。
さらに先輩教員たちは皆、勉強家で、おごらずひたむきに読書に努めていました。
学ぶ人こそ美しく見えるのは私だけでしょうか。
好きなことを存分に
栽培に本格的に興味を持ち始めたのもこの年がきっかけです。
理科や技術で好きな作物を植えて子どもたちと毎日世話をして、すくすくと成長をする様子を見て、それが楽しくて。
作物は愛情を与えれば、素直に成長してくれます。しかし人間は素直には成長してくれません。両者ともにそれなりの魅力を感じています。
子ども達とともに自分を見つめ直す
子どもたち自身で自分を振り返る場面があり、それをきっかけに私自身の特性も見つめ直すこととなりました。
今の私であれば、1.2年目を振り返り、自分の特性も説明できますが、当時の私ではおそらく振り返ることはできなかったでしょう。
自分を見つめ直すことで自分の特性を理解してうまく生きていくことができるようになりました。
25歳の私
今までは所々で「俺って変やな」と思っていただけでしたが、3年目の経験を通じて私の特性を整理する事ができました。
正の特性
何事にも興味を持ちやすい
好きなことはしっかり打ち込める
努力家
記憶力に長けている
空間把握が得意で、イメージの具現化に長けている
負の特性
飽きやすい
好きなこと以外には関心が向かない
集中力が続かない
多動
言語能力が低い(読む話す聞く能力の欠如)
状況の整理が苦手
感情のコントロールに課題があり、溜め込みやすい
急な変更に弱く、不安を感じやすい
自尊感情が低い
嘘をついたり、隠そうとしたりする癖がある
性格
こだわりが強い
思い通りにならないと気が向かない
一人が好きだが、周りから必要にされたい
プライドが高い
今までに私と関わってきた人には、おそらく気を遣わせてしまったことでしょう。
この記事を書きながら、負の特性が多いのをまじまじと感じて心苦しくなっています笑。
自分が抱えていた「生きづらさ」というものをうまく付き合って、これからの人生を過ごそうと思っています。
「人生の原点。自分を見つめ直す。」
「教育の原点」といわれるところで、「人生の原点」を作ることができました。
この年をきっかけにこれからの人生の過ごし方を深く考えるようになっていきました。
先生になって本当に良かったです。
次回は、私の来年からの新たな進路について書いていきます。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
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