【中学技術】植物の病気と病害虫対策を徹底解説!〜大切な作物を守る知恵〜

B 生物育成の技術

 

はじめまして、おきぺんです!

技術の授業で植物を育てるのは楽しいけれど、「あれ?なんか元気がないな」「葉っぱが食べられちゃってる!」なんて経験、ありませんか?植物も私たち人間と同じで、病気になったり、虫に狙われたりするんですよ。でも、大丈夫!今日の記事では、大切な作物を病気や害虫から守るための知識と対策を、一緒に楽しく学んでいきましょう。きっとあなたの栽培技術がぐっとレベルアップするはずです!

植物も病気になったり、虫に食べられたりするんです!

植物を元気に育てるためには、どんな病気や害虫がいるのかを知ることが最初のステップです。代表的なものを一緒に見ていきましょうね。

代表的な病気とその対策

まずは、植物がかかりやすい病気からご紹介します。見た目の特徴がわかりやすい病気もありますよ。

  • うどんこ病
    これは、まるで葉っぱにうどんの粉がかかったように、白い点々白い粉のようなものが付く病気です。この白いものの正体は、実はカビの一種なんですよ!
    葉っぱが混み合って風通しが悪い場所で、このカビは発生しやすいんです。もし、うどんこ病になってしまったら、まずその葉っぱを取り除いてあげましょう。そして、一番大切なのは、普段から葉っぱを間引いたりして、風通しを良くしてあげること。これで病気を防ぐことができますよ!
  • モザイク病
    この病気は、主に葉っぱに症状が出ます。名前の通り、葉っぱにモザイク模様のような、白っぽい色や黄色っぽい色が混じった模様が現れるんです。ちょっと芸術的ですが、植物にとっては大変な状態です。
    このモザイク病の原因は、実はウイルスなんです。そして厄介なことに、このウイルスを運んでくるのが、後で出てくるアブラムシという小さな虫なんですよ。だから、モザイク病が広がるのを防ぐためには、このウイルスを媒介するアブラムシをしっかり取り除くことが重要になります。

植物を食べる困った害虫たち

次に、植物をモグモグ食べちゃう困った害虫たちを紹介しますね。

  • ヨトウムシ
    「ヨトウムシ」ってちょっと変な名前ですよね。これは、ヨトウガというガの幼虫のことなんです。このヨトウムシは、植物の茎や葉っぱ、実まで何でも食べてしまうんですよ。もし見つけたら、大きめの幼虫なので、すぐに取り除いてあげてくださいね!彼らに悪気はないけれど、私たちにとっては大切な作物を守るために、頑張って退治しましょう。
  • アブラムシ
    先ほども少し触れましたが、アブラムシは本当に厄介な存在です。キャベツなどの葉っぱの裏によく付いているのを見たことがあるかもしれませんね。彼らは葉っぱや茎の汁を吸って植物を弱らせてしまうだけでなく、さらに怖いことに、モザイク病の原因となるウイルスを運んできてしまうんです!とても小さな虫ですが、見つけたら早めに取り除いてあげてくださいね。

植物を守るための「農薬」って、どう考えたらいいの?

病気や害虫から植物を守るために、実は「農薬」というものが使われることがあります。これは、大きく分けると、病気の原因菌を退治する殺菌剤、害虫を退治する殺虫剤、そして雑草を枯らす除草剤などがあります。

「農薬って体に良くないんじゃないの?」と心配になる人もいるかもしれませんね。確かに、私たち人間が口にするものなので、できれば農薬を使わない「無農薬」が良いと考えるのは当然のことです。

でも、ちょっと考えてみてください。もし、広大な畑で農薬を一切使わずに作物を育てようとしたら、どうなるでしょう?病気になった植物を一つ一つチェックしたり、虫を手で全部取り除いたりするのは、とてつもない労力時間がかかりますよね。農家さんにとって、農薬はそうした手間を減らし、効率よく、おいしい作物を安定して作るために必要な道具の一つなんです。

もちろん、農薬なら何でも好きに使っていいわけではありません。「農薬使用基準」というしっかりとしたルールがあって、どのくらいの量を、いつ、どう使うか、厳しく決められています。だから、農薬を使うかどうかは、賛否両論ある難しい問題ですが、農家さんの立場や、決められたルールがあるということも、ぜひ知っておいてほしいなと思います。

知っておきたいもう一つの大切なこと:連作障害

さて、病気や害虫とは少し違うけれど、植物を育てる上でとても大切な知識がもう一つあります。それは「連作障害」という現象です。

「連作障害(れんさくしょうがい)」って何?

連作」というのは、同じ畑で同じ種類の作物をずっと続けて育てることなんです。例えば、トマトが好きだからといって、毎年同じ場所でトマトばかり育てていると、ちょっと困ったことが起こる可能性があるんです。

具体的には、その作物が好きな害虫がどんどん増えたり、土の中の栄養バランスが偏ってしまったりするんです。そうなると、せっかく育てているのに、作物の育ちが悪くなってしまうことがあります。これが「連作障害」なんですね。

連作障害を防ぐ「輪作(りんさく)」の知恵

連作障害を防ぐために大切なのが「輪作」という方法です。これは、簡単に言うと、同じ畑で違う種類の作物を順番に育てていくことなんです。まるでサイクルを回すように、ぐるぐる入れ替えて育てるイメージですね。

例えば、今年トマト(ナス科)を育てた場所で、来年はハクサイ(アブラナ科)を育ててみる。そしてその次はトウモロコシ(イネ科)を育てて、また別の作物を育てて……というように、科の違う作物を入れ替えていくんです。だいたい2〜3年くらいのローテーションで回してあげると良いと言われています。こうすることで、特定の害虫が増えすぎたり、土の栄養が偏ったりするのを防ぎ、健康な土を保つことができるんです。

まとめ

今回は、植物を育てる上で避けて通れない病気や害虫、そしてそれらから作物を守るための様々な対策について学んできました。うどんこ病やモザイク病といった病気、ヨトウムシやアブラムシといった害虫。そして、農薬の使い方や、連作障害を防ぐための輪作など、たくさんの知識を得られましたね!

大切なのは、これらの知識をただ覚えるだけでなく、自分ならどう考えるか、どう行動するか、しっかりとした自分の意見を持つことです。植物の命と向き合うことは、私たち自身の生活や、地球の環境とも深く繋がっているんですよ。

君ならできます。頑張って!

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