皆さん、こんにちは!情報の時間は好きですか?「覚える用語が多くて大変…」と思うかもしれませんが、実は皆さんのスマホ生活に直結する身近な内容なんです。元教員でYouTube「ギリギリ技術」を運営する私「おきぺん」が、高校情報Ⅰの「情報の特性」についてわかりやすく解説します!
はじめに:「モノ」と「情報」はどう違うの?
はい、どうもこんにちは!おきぺんです。よろしくお願いします。さあ、今回は高校情報Ⅰの内容から、「情報社会と私たち」というテーマの中の「情報の特性」について一緒に学んでいきたいと思います。
皆さんは「情報」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?世の中には、食べ物やスマートフォンの本体のような「物体(モノ)」がありますよね。でも、「情報」というのはそういった目に見える「モノ」とは違って、「コト」と呼ばれる少し特別な性質を持っているんです。
今回は、この「情報」という目に見えないものが持っている不思議な特徴について、メリットやデメリットも含めてしっかりと押さえていきましょう!今日のゴールは、情報の特性として挙げられる大きな3つの言葉「残存性」「複製性」「伝播性」の意味をしっかり理解することです。それでは、今日も元気に頑張っていきましょう!
情報の大きな3つの特性(残存性・複製性・伝播性)
皆さんは、世の中にあふれている情報にはどのような特徴があると思いますか?まずは、物理的なモノとは異なる、情報ならではの3つの大きな特性について深掘りしていきましょう。
1. 渡しても減らない!「残存性(ざんぞんせい)」
まず1つ目の特性は「残存性(ざんぞんせい)」です。
これはズバリ、「他者に渡しても自分の手元から消えず、保存すれば消滅しない性質」のことです。例えば、食べ物のような物質であれば、友達にあげてしまったら自分の手元からはなくなってしまいますよね。
でも、情報は違います。皆さんが毎日使っているスマートフォンのデータを想像してみてください。友達にSNSやLINEで写真や動画を送ったとします。送信ボタンを押した瞬間、自分のスマホからその写真が消えてなくなるでしょうか?なくなりませんよね。相手に情報を渡しても、ちゃんと自分の手元にも残ったまま存在し続ける。これが「残存性」です。
- 【メリット】
画像や動画などの情報を、自分の手元に残したまま友達と簡単にシェア(共有)することができます。みんなで思い出を分かち合える素晴らしいプラスの側面ですね。 - 【デメリット】
一方で、「消えない」ということはマイナスの側面にもなります。過去にやってしまった失敗や、消したい恥ずかしいデータなども、一度世に出てしまうと簡単に消すことができないという大きなデメリットになってしまうのです。
このように、情報の特性は良いことばかりではなく、プラスの武器にもなればマイナスの凶器にもなってしまうため、私たちがうまく付き合っていく必要があるんです。
2. 劣化せずに無限コピー!「複製性(ふくせいせい)」
続いて2つ目は「複製性(ふくせいせい)」です。「複写」の「複」ですね、漢字を間違えないように注意してくださいね。
これは、「デジタル化された情報は、短時間で劣化せずに大量にコピー(複製)できる」という性質です。今までの紙の時代は、プリントを何度も何度もコピー機にかけると、だんだん文字がかすれたりして質が悪くなっていきました。しかし、デジタルのデータは基本的には元の品質を保ったまま、何度でも無限にコピーしまくれるという、めちゃくちゃ便利な特徴があるんです。
- 【メリット】
コンピュータやソフトで作ったチラシのデータを想像してみてください。原本のデータが1つあれば、劣化させることなく何枚でも無数にコピーして、大量配布による周知(宣伝)が一瞬でできてしまいます。これは間違いなく複製性の大きなメリットです。 - 【デメリット】
しかし、マイナスの側面として「違法コピー(海賊版)」という社会問題が挙げられます。YouTubeなどの動画投稿サイトに、テレビ番組や映画が違法にアップロードされているのを聞いたことはありませんか?このように、他人の著作物を簡単にコピーしてばらまくことができてしまうため、著作権や肖像権を侵害しやすいという非常に厄介なデメリットがあることをしっかり理解しておきましょう。
3. 一瞬で世界に広がる!「伝播性(でんぱせい)」
3つ目は「伝播性(でんぱせい)」です。
これは、「ネットワークなどを通して、短時間で広範囲に情報を発信できる性質」のことです。情報が一瞬で世界中に届くなんて、ちょっとロマンがあふれる内容ですよね。
スマホやコンピュータが普及していなかった昔は、情報は口コミや本などを通じてゆっくりゆっくりとしか広がりませんでした。地球の裏側の人に情報を届けるには、ものすごい時間がかかっていたんです。しかし今は、InstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSを使えば、ボタン1つで簡単に世界中へ情報を拡散させることが可能になりました。一気にバァーッと広がる、これが伝播性です。
- 【メリット】
災害時などに絶大な力を発揮します。地震の速報などが一瞬で行き渡ることで、「今自分は無事だよ」というやり取りをすぐに取るなど、命を守るためのプラスの側面として活躍します。 - 【デメリット】
一方で、フェイクニュース(嘘や偽りのニュース)や根拠のない噂話も一斉に拡散されてしまうという恐ろしいマイナス面があります。残存性のところでお話しした「消えないデジタルタトゥー」として残ってしまう危険性もあるため、情報の拡散には細心の注意が必要です。
モノと違って、「減らずに(残存)」「コピーできて(複製)」「すぐ広まる(伝播)」。これらには全てメリットとデメリットがあり、これらに向き合ってうまく使いこなすのが私たち人間の役割なんですね。
情報の価値と発信者の意図(個別性と目的性)
さて、ここまでは情報そのものが持つ性質についてお話ししました。ここからは、「人と情報がどうやり取りをするのか」という、人間側に関わる2つの性質、「個別性」と「目的性」について学んでいきましょう。
人によって価値が変わる「個別性(こべつせい)」
「個別性」とは、「情報の価値や評価は、それを受け取る人の状況や目的によって異なる」という性質です。「誰にとっての情報か」で、その価値は全く変わってしまうんです。
例えば、「明日は雨が降ります」という天気予報の雨マーク(情報)があったとします。
もし皆さんが明日、楽しみにしていた「遠足」に行く予定だった場合、この雨マークを見たら「せっかくの遠足だったのに最悪だ、残念だ…」と悲しい気持ちになりますよね。
しかし一方で、ずっと晴れ続きで雨が降らずに困っていた「近くの農家さん」が同じ天気予報を見たらどうでしょう?「やった!やっと雨が降ってくれる!嬉しい!」と大喜びするはずです。
このように、全く同じ「1つの情報」であっても、受け取り手の状況によって感情や価値がガラッと変わる。これが情報の「個別性」です。
発信者の狙いが隠れている「目的性(もくてきせい)」
もう一つの「目的性」とは、「情報には発信者の意図(狙い)が込められており、受信者はそれを解釈する必要がある」という性質です。すべての情報には、「誰かにこう思わせたい!」という発信者の目的が隠れているんです。
例えば、ある商品を売りたい「営業さん(販売員)」をイメージしてみてください。その人は皆さんに商品を買ってほしいので、「この商品はこんなに素晴らしいですよ!」とメリットばかりを強調して情報を伝える場面が多いはずです。それは決して嘘ではないかもしれませんが、「商品を売りたい」という発信者側の強い【目的】が背景にあるわけです。
だからこそ、私たち情報を受け取る側は、「この人はどういう目的でこの情報を発信しているんだろう?」「本当に言っていることは全部正しいのかな?」と、裏にある意図をしっかり見定めて解釈する力が必要になってきます。
世の中の情報を読み解くときは、誰が、何のために発信しているのかを見極めることが、私たち人間に求められるとても大切なスキルになります。
まとめ:情報の特性を理解して賢く付き合おう
皆さん、いかがでしたでしょうか?今回は情報の特性として5つの重要な言葉が登場しましたので、最後に振り返ってみましょう。
- 残存性:人に渡しても情報は消滅せず、残る性質。
- 複製性:劣化せずに、簡単に大量コピーしまくれる性質。
- 伝播性:ネットワークを通じて、世界中にすぐに拡散できる性質。
- 個別性:同じ情報でも、受け取る人によって価値が変わる性質。
- 目的性:情報には発信者の意図や狙いが込められている性質。
これらの特性には、生活を便利にする素晴らしいメリットがある反面、トラブルを引き起こすデメリットも潜んでいます。
情報の特性をしっかりと理解し、受け手として正しい意図をくみ取り、トラブルに巻き込まれたり、逆に自分がトラブルを生み出してしまったりしないように気をつけること。それが、これからの情報社会を生きる皆さんに求められる力です。
ぜひ今回のキーワードをしっかり押さえて、これからの学習や普段のスマホ生活に活かしてくださいね!今後も勉強を頑張っていきましょう!
今回のおきぺんの授業は以上で終わりたいと思います。皆さん、勉強お疲れ様でした!
君ならできます。頑張って!

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