【マズローの欲求5段階説】「安全」な学校が子どもを育てる

教員じだい

こんにちは!OKIHILO(オキヒロ)です。

 

本日もブログを読んでいただいてありがとうございます。

今回は、教員4年目にして考えるようになったことを「マズローの欲求5段階説」と合わせてまとめていきます。

 

子どもは何を求めているのか。

 

我が子は今、なにを求めてる? マズローの欲求5段階説【自己実現理論】|ウーマンエキサイト
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教員をやっていると生徒の行動に目を向けなければならない機会が多くあります。

例えば問題行動をしたときに、その原因を考えます。

 

なぜこんな行動に至ったのか他にも原因があるのではないのか

家庭で問題が起きているかもしれない

人間関係の変化があるかもしれない

 

そんなことを考える一方で、

 

オキヒロ
オキヒロ

所詮は他人であるから全てわかるはずがない。

と考えることもよくあります。

私は他人にあまり興味を示さないタイプの人間ですが、そこは教育者としては改めなければならないです。

 

特に1.2年目の頃は、

オキヒロ
オキヒロ

生徒の問題行動は意味不明

としか思っていませんでした。4年目になるとなんとなくではありますが、

オキヒロ
オキヒロ

〇〇が原因なんじゃないかなー

と感覚的にわかる場面も多くなってきています。

 

人間は一人ひとり違う存在で問題行動に同じケースなど存在しませんが、教員としての経験は少しずつ積み重なっていくものなのだなと感じています。

今であれば、

オキヒロ
オキヒロ

1.2年目にもっとこうしておけばよかった

と振り返ることも多々あります。

 

安全が確保されていればなんとかなる

 

教員採用試験の勉強で知った「マズローの欲求5段階説」ですが、今では時々心理学関係の記事などで目にすることもあります。

 

「マズローの欲求5段階説」によると、人間の欲求には5つの階層に分かれているというものです。

 

⑤自己実現の欲求

自分の能力を最大限に発揮して創造的な活動をしたいという欲求

④承認欲求

集団からの存在価値を認められたいという欲求

③社会的欲求

集団に所属して他人と関わりたいという欲求

②安全の欲求

心も体も傷つかず、安全に守りたいという欲求

①生理的欲求

食べたい、飲みたい、寝たい、排泄したいといった生命を維持したいという欲求

 

図を見てもわかるように、

①生理的欲求が全ての欲求の基盤となっており、①〜④まで満たすと⑤自己実現の欲求をするという見方になります。

 

①生理的欲求は人間としての摂理だと思います。現在の日本において満たされない学校は存在しないと言ってもいいのではないでしょうか。

 

②安全の欲求は私が一番大切だと感じています。

学校にいる生徒全員が「この学校は安全」と判断して安心していれば多くの問題は解決できると思っています。

学級崩壊やいじめ、暴力事象は「安全」を大きく脅かすものとなっています。自分を守るために他人を傷つける行為に至る子どもも存在します。そのときに教員が適切な対応により、周りの生徒の安全を確保し、当事者の今後の行動の改善を促すことで「安全」な学校を実現することができるのではないでしょうか。

 

今4年目にして、

オキヒロ
オキヒロ

過去の自分は安全を十分に確保できていなかった。

と反省しています。

 

安全も確保できない状況で③社会的欲求、④承認欲求、⑤自己実現の欲求など満たせるはずがありません。

③社会的欲求、④承認欲求、⑤自己実現の欲求はまさに、現在の日本教育で子どもを育てるために重点的に考えられているところとなっています。集団づくりや個々の成長を促すことができますが、それは全て「安全」を満たしてのことです。

 

学校・学年・学級によって段階は異なる

先進的な学校は、④承認欲求や⑤自己実現の欲求を満たす先進的な取り組みを実践しています。

一方で教育困難校では、教員が一体となってまずは「安全」を確保するために全力で子どもに向き合います

一部の学年や学級が困難な場合は対応が難しいと思っています。他の学年や学級ができている分、教育の基準を合わせづらくなるからです。そうしてその一部の学年や学級がずるずると崩れていきます。

 

 

今回は「マズローの欲求5段階説」に絡めて、学校は「安全」の確保が一番大切だとまとめてきましたが、全て私の勝手な持論です。

 

「マズローの欲求5段階説」を考え直すことよって、学校現場それぞれのやりづらさというものも少しずつ考え始めるようになりました。

学校をつくる立場の人は責任が大きく、偉大な存在だとつくづく感じます。校長や教頭も大変ですね。

 

 

本日もブログを読んでいただいてありがとうございました!次回もお楽しみに。

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