こんにちは!おきぺんです。今回は、いつものように中学技術や高校情報の内容とは違って、会社員側のアウトプットとして一つ記事を書いてみました♪
改めまして、沖廣 つかさと申します!2025年2月に未経験から「IT・AI講師」へと転職した人間です。(そして、ベンチャーです…。)
「AI講師」なんて言うと、もともとバリバリの理系で情報系の知識が豊富な人を想像されるかもしれません。しかし、私の実態は全く違います。(ほんとに。)
大学の教育学部で技術科を専攻しており、一応「理系」の枠には入るものの、ゴリゴリの理系ではありません。それどころか、大学時代に情報の基礎知識を学ぶ授業があったのですが、普通に単位を落としました。 情報領域は鳥肌が立つほど苦手で、専門から意図的に外して逃げ続けてきた人間です。(まさか大人になってからも情報に向き合わされるなんて…。)
その後、大阪府の公立中学校で理科と技術の先生を4年間経験し、異業種の営業職を4年間務めた後、ご縁があって現在のIT・AI講師という職に飛び込みました。(こんな人生になるとは思ってもいませんでした。)
実は会社員時代に転職をしてから現在に至るまで、YouTube(チャンネル名:「ギリギリ技術」)で中学校の技術科の授業動画や高校の情報科の授業動画をアップしたり、オンラインで理数専門の家庭教師(おきひろ義塾ONLINE)をしたり、大阪市で数学専門の補習塾(おきひろ義塾 野田阪神)を運営したりと、教育活動にも力を入れています。(ぜひ温かく見守っていただきたいです!)
なぜ、情報から逃げてきた私がそこまでやるのか?
それは現在の社会において情報領域の需要が圧倒的に高く、絶対に避けては通れないと感じているからです。現場の会社では常に「DX人材が育たない」という課題感が叫ばれています。また、教育の現場でも「数学や理科が苦手だから、理系が苦手だから文系に行く」という子どもたちが多く、これを私は大きな課題として感じています。
私のように「ITや情報なんて鳥肌が立つほど苦手だ!」という人はたくさんいるはずです。だからこそ、かなりアナログで不器用な私が、自分自身も勉強しつつ泥臭く向き合って結果を出すことで、私をきっかけに、少しでもそっちの情報の領域に興味を持ったり、1つ踏み出せるような機会になってほしい。一緒に向き合っていく仲間を増やしたい。 そんな思いでこの記事を書いています。
未経験からAI講師になった私自身の「1年間の成果の証明」として、2025年4月に「資格を取ろう」と決意し、目をつけたのが、G検定・DS検定・ITパスポートの3資格を取得すると得られるデジタルバッジ「Di-Lite(ディライト)」でした。(純粋にバッジがかっこいい!という興味本位や、少しの見栄もあります笑。ポケモン的な気持ちですね笑。)
この記事では、前半で私の「赤裸々な失敗と1年間の軌跡」を、後半で私の反省を活かした「初学者向けの最強ロードマップ」をお伝えします!(赤裸々に笑。)
1. 勉強嫌いな凡人のための「環境投資」と「頑張らない」学習・習慣化ルーティン
私は効率的な勉強は大の苦手です。20代でフィジーク(ボディメイク)の大会に3年ほど出場したり、30代でトライアスロンを始めたりと、アクティブに体を動かすことは好きなのですが、机に向かってガチガチに勉強するのはどうも気が乗りません…。
そんな毎朝30分の勉強すら大変だと感じる私のような凡人が、1年間モチベーションを保つために意図的に行ったルーティンがこちらです。
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月4000円の「朝活環境投資」
毎朝必ず勉強したわけではありません。マクドナルドや近くのカフェに行き、140円のコーヒーを頼む。これを毎日やっても月4000円弱です。このお金は「朝、頑張れば勉強できる空間や環境を意図的に作るための投資」です。これがまず1つ目のステップとして非常に重要です。
カフェに行き、気分が乗ればテキストの問題を1問だけでも解く。私は、大体1章分の問題(末尾にある5問前後の問題)が固まって設定されているので、それを実際に解いて解説を読み、必要に応じて説明の文章にマーカーを引いたりメモを残したりという形で30分を使っていました。もしモチベーションが上がらなければ、最悪やらなくてもいい。やらない日があってもいいというスタンスです。(そもそも朝からコーヒー飲めている俺っていけてんじゃん♪)
試験直前においては、スマホアプリで基本的に10問くらいを解いていく。これもチリツモでしっかり成果につながっていきました。(マジでモチベは上がらないときがほとんどですよね。)
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寝る前の「のんびり読書タイム」
ガチガチに詰め込んで勉強するのではなく、夜は布団でコロコロしながら、図鑑を眺めるかのように気軽に参考書を眺めました。気軽に頭の中で図を眺めて、言葉とイメージを記憶に定着させるリラックスタイムです。で、眠たくなったらそのまま寝る。(スマホを見ながら寝落ちするよりも、こっちのほうがなんかよくないですか?)
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会社の制度をフル活用
会社に資格取得の補助支援制度があったため、受験費用や書籍の負担金といったところを援助してもらいました。おかげであまりお金をかけずに勉強することができました。皆さんも勉強を始める前に、必ず自社の制度をチェックしてみてください!おそらく、大きな会社であれば合格したら報酬が数万円もらえるはずです…!(うらやましい。)
2. 【体験記】勉強苦手なら「公式推奨」で進めるな!挫折しない「逆張り受験順序」の提案
Di-Liteが推奨している流れとしては、「まずはITパスポートから」というところがあると思います。しかし、実際にすべてを受験した私からすると、「ITパスポートから受けると挫折する可能性が高い」と断言します。(普通にITパスポートが難しすぎません…?)
なぜなら、ITパスポートは非常に幅が広くて浅い試験ですが、時々深い問題も結構出てくるため、新しい知識が非常に多く出てきて挫折しやすいからです。
もし私が今から受け直すなら、絶対に以下の順序で受験します。
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G検定(AIのミクロな知識)
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DS検定(データサイエンスのミクロな知識)
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ITパスポート(IT全般の浅く広いマクロな知識)
なぜか?それは「AIの歴史、機械学習、ディープラーニング、教師あり学習・教師なし学習等」といったデータサイエンス・AIに関する共通知識が、3つの試験すべてに必ず出てくる「全く一緒の問題と言ってもいいレベルで共通している」からです。
最初にG検定やDS検定という、すごくミクロな部分の知識を蓄えて核を作ってしまえば、そこで得た付随の知識がITパスポートにそのまま生きてきます。ITパスポートはいかに「AI周りやデータサイエンス周り以外の部分」を抑えるかが勝負になるので、ミクロから始めて最後にITパスポートをハックするのが、一番効率がよく挫折しにくい黄金ルートです。
3. 各資格のリアルな戦績・学習法・教材の全データ開示
私が実際に受験した順番(G検定→ITパスポート→DS検定)に沿って、リアルな試験結果と使用教材、生々しい感情をオープンに開示します。
① AI学習の第一歩:G検定(2025年7月合格)

Screenshot
2025年4月に資格取得を決意し、5月からゆっくり勉強を始めました。AI講師に転職をして、仕事の中で機械学習やディープラーニングにおける会話というコミュニケーションを実務で取りつつあったので、インプットとアウトプットのバランスが非常に良かったです。
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勉強期間: 2025年5月〜7月(約2ヶ月)
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受験日: 2025年7月4日〜5日(JDLA Deep Learning for GENERAL 2025#4)
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得点率(シラバス分野別):
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人工知能とは. 人工知能をめぐる動向:90% / 機械学習の概要:70% / ディープラーニングの概要:86% / ディープラーニングの要素技術:96% / ディープラーニングの応用例:88% / AIの社会実装に向けて:100% / AIに必要な数理・統計知識:66% / AIに関する法律と契約. AI倫理・AIガバナンス:78%
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【試験本番のリアル:A4用紙の泥臭いカンペ】
G検定は自宅のパソコンで受けられるため、精神的な緊張レベルはそこまで高くなく、最初の資格としてハードルが低かったです。公式にはあまり言われていませんが、自宅で受けられるメリット(テキスト等の参照)をしっかり活かしました。(行間を汲み取ってくださいね…!)
私は、今までの過去問を解いてわからなかったところや、マイナーな問題をA4の用紙にひたすら殴り書きで書くという形でカンペを作っていました。本番は、わかる問題は即答し、わからない問題はカンペを見ながら解く。この「わからない問題をちゃんと考える」というプロセス自体が、資格を受ける最中も勉強だったなぁと感じています。(行間を汲み取ってくださいね…!(2回目))
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❌️おすすめしない:深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト
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(理由)後からDS検定で別の参考書を読んだ際、「最初からあっちのシリーズ(最強の合格テキスト)で勉強しておけば、なかなかわからなかったところもすごく丁寧に説明されていたのに…」と激しく後悔したため、私はおすすめしません。(「公式」に振り回された…)
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🙆♂️おすすめインプット:ディープラーニングG検定 最強の合格テキスト
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(理由)図解や説明が圧倒的に丁寧!初学者なら絶対こちらです。
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🙆♂️ おすすめアウトプット:最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集
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(理由)アウトプット練習として非常に優秀でした。
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② 最大の挫折と絶望、そしてリベンジ:ITパスポート(2025年11月不合格 → 12月合格)
9月から始めていきましたが、なかなか実が入らず苦戦しました。範囲が広すぎて参考書が分厚すぎたのが原因です。最初から頭から読み進めるのをやめ、方向性を変えて「まずは問題を解いてみる」ことから始めました。問題を解いてみて、わからない問題を参考書で確認してマーカーを引いていく繰り返しです。1周したタイミングでスマホアプリも並行しました。
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勉強期間: 2025年9月〜12月(約4ヶ月)
【1回目(不合格)のリアル:あと2問の悔しさと恥ずかしさ】

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受験日: 2025年11月30日
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総合評価点:585点(合格基準600点 / ストラテジ系:575点、マネジメント系:560点、テクノロジ系:500点)
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失敗の理由: スケジューリングのミスです。データが溜まる無料アプリで全1000問を解いていましたが、頭から700問目付近で時間切れ。テクノロジ系の最後の領域であるセキュリティ周りがほとんど触れられない状態で本番を迎え、結果は順当に不合格。CBT方式は試験終了ボタンを押した瞬間に画面に得点が出ます。あと2問程度足りなかったという結果を見た時は、非常に悔やまれました。時間は足りないということはありませんでした!
【2回目(リベンジ合格)のリアル】

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受験日: 2025年12月23日(不合格から約3週間後)
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総合評価点:625点(合格基準600点 / ストラテジ系:620点、マネジメント系:565点、テクノロジ系:560点)(いや、ギリギリじゃん…)
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この3週間の裏話:アプリ300問だけいけた?
1回目に落ちた後、手付かずだった残り300問(主にセキュリティ領域)をアプリで最後までしっかり解ききりました。実は、ITパスポートのセキュリティ分野は似たような問題がめちゃくちゃたくさん出題されます。 出題の幅がそこまで広くないため、暗記レベルでこの300問を反復していくと、構造がよく分かってきます。セキュリティはITパスポートで大量に出題されるため、これがそのまま100%得点につながりました。その後、模試(過去問)を2回程度解き、大体6割ちょっと超える得点率になったのを確認して12月の試験を受け、難なくクリアしました!再試験は対策をしにいったので、非常に慣れた状態で受けられました。(ギリギリでしたが…)
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🙆♂️おすすめインプット:【令和6年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書
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高橋京介先生のシリーズはYouTubeでも一部説明動画があるので、網羅的に勉強しました。(今も基本情報の参考書として使っております!)
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🙆♂️おすすめアウトプット:ITパスポート 絶対合格のアプリ
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無料スマホアプリです。全1000問をしっかり解ききることで、確実に力になります。(「1000問解けば流石になんとかなるでしょ笑。」の気持ちでした。)
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③ 簡単だと油断したら終わる、基準点の罠:DS検定(2026年3月合格)

最後はデータサイエンティスト検定。G検定のAI知識とITパスポートのIT知識が合流するため、AIの領域については特に勉強せずスキップしました。数学も高校数学(数学II・Bまで)の領域がちょろっと出てくるイメージでした。
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勉強期間: 2026年1月〜3月(約2ヶ月)
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受験日: 2026年3月22日
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総合計得点:390点(判定:合格)
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データサイエンス:190点(正答率 82%) / データエンジニアリング:100点(正答率 71%) / ビジネス:100点(正答率 76%)
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【試験本番のリアルと基準点の罠】
この試験は、問題集を2つ解いた時点で、1回目が71%、2回目が76%の得点率という形で右肩上がりになっており、結構7割くらい取れていました。これまでの2つの試験よりも難易度的には簡単だなと感じており、「最後はいけるんじゃないか」という手応えを持っていました。(え、余裕で行けるじゃんって思ってました。)
しかし、ここに落とし穴があります。 ITパスポートは「6割」で合格ですが、DS検定の合格ラインは非公開で「8割近く取らないといけない」と言われています。こことの差分はしっかり留意する必要があります。(試験前日に知って顔面蒼白になりました…。)
本番はITパスポートと同様のCBT形式だったので慣れた形で受けられましたが、終了後に表示された私の得点率は全体で「約78%」でした。(うわ〜。リアル〜。)合格発表は1〜2ヶ月後にメールで届くため、「合格ラインが8割だったらどうしよ…」と、安心できない状況での生殺し期間は本当に心臓に悪かったです(笑)。結果ギリギリのラインで無事合格できました。
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❌️おすすめしない:データサイエンティスト検定 公式リファレンスブック
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(理由)一通りの内容を確認して問題も解きましたが、作成者によって問題の傾向や偏りがあり、説明も一部わかりにくいところが非常に多かったため、あまりおすすめしません。(「公式」が悪いわけではないですよ!僕には合わなかっただけです!)
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🙆♂️おすすめインプット:DS検定 最強の合格テキスト
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(理由)データサイエンスに関する知識や問題、図示のところが非常にわかりやすくイメージしやすいです。理系の方だけでなく、私のように情報が苦手な文系チックな初学者にとっても、網羅的に抑えられていて非常に学びやすい一冊です。(このシリーズはめちゃくちゃ良かった!)
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🙆♂️おすすめアウトプット:データサイエンティスト検定 リテラシーレベル対応 攻略問題集
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(理由)アウトプット練習としてしっかり活用しました。
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4. 資格取得後の変化と「落ちても死なないメンタル」
この1年間で「Di-Lite」を取得して、自分の中で体系的な変化がありました。
以前は求められている「DX人材」がどういう力が必要なのか漠然とした状況だったのですが、AIって何だろう、データサイエンスってなぜ必要なんだろう、というITに関する基礎的な部分を網羅的に学んだことで、「言葉自体はなんとなく聞いたことがある」という状態になり、守備範囲が非常に広くなりました。(ちょっとは情報に慣れた気がする!)
拒絶反応が出るような意味のわからない状態から、「これってこういう感じなのかな」と肌感やイメージを持つことができるようになったのは大きな変化です。100%理解していなくても、「あの辺の話だな」と当たりをつけて自分で必要に応じて調べていける(検索できるインデックスが頭の中にできた)状態になれました。
この資格は100点を取る必要はありません。完璧を求めすぎず、勉強していく中で知識を深めていくことを中心にやればいいんです。
そして何より、「試験に落ちても死にはしない」ということです。
私はITパスポートで一度不合格になっていますが、落ちたからといって人生が終わるわけではありません。また再チャレンジすればいいだけです。(日曜の朝にIパスを受けて、不合格となり、そのまま妻と合流してデートしました。慰められました。恥ずかしかったです。)
資格試験は、あくまで「自分のアウトプットの力試し」。気楽に受けていくスタンスこそが大事だと感じています。大手企業さんなら、この資格周りを取ると報酬や支援金が出るところもあると思いますので、ぜひ挑戦してほしいです。
5. 次なるステップ:ビジネスアーキテクト人材として「基本情報技術者試験」への挑戦
Di-Liteの3つの資格を突破した私の次のステップとして、今年は「基本情報技術者試験」を受ける予定で、今まさに勉強を進めています。
誤解してほしくないのは、私はエンジニア職に就きたいわけではない、ということです。そうではなく、これからの時代に求められる「ビジネスアーキテクト人材」として、エンジニア側で必要となる知見やナノスキル、言葉、仕組みといったところを、最低ラインとしてしっかり抑えるために、エンジニアスキルの基本となるこの資格に挑戦しています。これからの時代、人材の連携(エンジニアとの連携)がどうしても必要不可欠になるからです。
現在、勉強を進めている真っ最中ですが、正直なところ「よくわからない、意味がわからない」という形であり、今でも普通に苦戦しています(笑)。しかし、不器用ながらも泥臭くこの勉強に取り掛かっています。(いつまで立ってもそちら側の領域は無理だなと感じてます笑。)
最後に:一緒にDXに向き合っていきましょう!
決してスマートな道のりではありませんでしたが、ITから逃げ続けて一度は単位を落とした私でも、月4000円の環境を作り、布団の中で本を眺め、A4用紙にカンペを殴り書きして泥臭く積み上げることで、Di-Liteを取得し、次のステップへと進むことができました!
また、私自身の活動として、YouTubeチャンネル「ギリギリ技術」にて中学校の技術や高校の情報科の授業動画を届けています。これからも皆さんと一緒に、DXの内容に不器用ながら向き合って、これからもちょっと頑張っていきたいなと思っています。そして、これから教育DXもより求められてくる中で、現場の先生方にも情報のスキルは求められ、この記事が届いてくれたら嬉しいなと感じております。
この記事を読んで「自分もやってみようかな」と少しでも心が動いた方へ。
読者の皆さんへのファーストアクションとしては、「ひとまず、ぜひまず受けてください」ということです。初めて資格を受けられる方は、まずおすすめした『G検定 最強の合格テキスト』を本屋でパラパラと見ていただくだけでも非常に良いかなと思います。G検定は自宅で受験できるので、試験としての心理的ハードルも低いです。
「情報が苦手だから」と諦める必要は一切ありません。私も今、意味がわからないと言いながら基本情報の勉強を続けています。これからも一緒に、一歩を踏み出していきましょう!
君ならできます!頑張って!

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