【中学技術】定植後の管理をマスター!摘芽と摘心とは!?

B 生物育成の技術

はい、皆さんこんにちは!おきぺんです。

前回は種をまくお話をして、小さな種から大切に育てる方法を学びました。今回は、いよいよ大きく育てるための、「定植後の管理」についてお話ししていきますよ。これを知れば、君も植物育成のプロになれるはず!収穫までの大切な作業を、一緒に頑張って学んでいきましょう!

学習内容のポイント解説

植物がすくすく育つためには、ただ水をあげるだけじゃなくて、いろいろな「お世話」が必要なんです。今回は、特に大切な6つの言葉を覚えて、植物の成長をサポートする技術をマスターしましょう!

移植(いしょく)と定植(ていしょく)

まずは、植物の「お引越し」についてです。

移植(いしょく)

「移植」というのは、植物を植える場所そのものを変えること、つまり「お引越しさせること」を言います。小さい種から育てる場合、最初は「セルトレイ」や「ポット」といった小さな場所で育てますよね。そして、ある程度大きくなったら、別のポットや、もう少し広い場所へと移し替えることがあります。これも「移植」の一つなんですよ。例えば、学校の畑に植える前に、小さなポットで苗を育てて、それを畑に移すのも移植です。

定植(ていしょく)

次に、「定植」です。これは「移植」の中でも、特に「最終的な場所に植え付けること」を指します。例えば、畑に植物を植えて、「もうここからは動かさないよ!」という状態にすることです。つまり、最終的にずっと育てる場所へ植えることを「定植」と覚えておいてくださいね。この「定植」が終わったら、いよいよ今回のメインテーマである「定植後の管理」が始まります!

植物を強く育てる!~支柱立て(しちゅうだて)と誘引(ゆういん)~

植物がまっすぐ元気に育つための工夫を見ていきましょう。

支柱立て(しちゅうだて)

「支柱立て」は、その名の通り、植物のそばに棒(支柱)を立てる作業のことです。例えば、ポットから畑に定植したばかりの苗のすぐ横に、支柱を「スポッ」と立てるイメージですね。支柱を立てることで、植物が倒れにくくなるだけでなく、茎がまっすぐ伸びることで日当たりや風通しが良くなるというメリットがあります。ただし、注意点があります!支柱を立てるときは、植物の根っこを傷つけないように、ポットの根がしっかりと張っている場所から少しずらして立てるようにしてくださいね。

誘引(ゆういん)

「誘引」は、立てた支柱と植物の茎を、ひもなどで優しく結んであげる作業のことです。植物の「背骨」のようなイメージを持つと分かりやすいかもしれません。支柱に誘引してあげることで、風などで植物が「ぐにゃーん」と倒れてしまうのを防ぎ、上へ上へとすくすく育つのを助けることができます。そうすることで、形も整い、花や実がつきやすくなって、収穫量が増えるという嬉しい効果も期待できるんです。誘引するときは、植物が成長できるように、ひもをきつすぎずに、少し余裕を持たせて「ふわふわっ」と結んであげることが大切ですよ。

栄養をコントロール!~摘芽(てきが)と摘心(てきしん)~

植物の栄養の使い道を上手にコントロールする技術です。

摘芽(てきが)

「摘芽(てきが)」は、「芽を摘む」と書きます。具体的には、植物の茎から出てくる「脇芽(わきめ)」を取り除くことを言います。例えるなら、人間の「脇毛」のように、茎と葉の間からどんどん新しい芽が出てくることがあるのですが、この脇芽をそのままにしておくと、そちらにも栄養が分散されてしまいます。そこで、脇芽を取り除いてあげることで、植物の栄養を「上へ上へ」と集中させて伸ばすことができます。つまり、植物の背を高くして、たくさんの量を収穫したいときに大切な作業なんです。

摘心(てきしん)

一方、「摘心(てきしん)」は、「茎の先端を摘む」という意味です。植物がある程度の高さまで育ったら、「もうこれ以上は高くならなくていいよ」というタイミングで、成長点のてっぺんを「スパッ」と切ってあげます。そうすることで、それまで先端に送られていた栄養が、残っている他の芽や花、そして実の方へとしっかりと送られるようになります。この作業は、実の品質を良くしたいときにとても効果的です。

摘芽と摘心は似ているようで、目的が少し違います。

  • 摘芽は「量を増やしたい、背を伸ばしたい」とき。
  • 摘心は「量はもう十分、品質を良くしたい」とき。

ごちゃごちゃになりやすいので、しっかりと違いを覚えておきましょうね!

まとめ

今回は、植物が定植されてから収穫するまでの間に必要な、大切な管理作業について学びましたね。

  • 植物のお引越しを表す「移植」と、最終的な場所へ植え付ける「定植」
  • 植物をまっすぐ元気に育てるための「支柱立て」「誘引」
  • 栄養の使い道をコントロールして、量や品質を調整する「摘芽」「摘心」

これらの作業は、皆さんが育てている植物が、もっともっと元気に、そしておいしい実やきれいな花をつけられるようにするための、とても大切な「お世話」なんです。それぞれの作業の意味と、行うタイミングをしっかり覚えて、ぜひ実践してみてくださいね!

君ならできます。頑張って!

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